届いたクリスマスケーキが逆さま「残念」…販売した380個中、約100個に不備 西川貴教さんとコラボの特別ケーキ デコレーションも落下
いよいよ来週に迫ったクリスマス。 ところが、特別な日に花を添えるクリスマスケーキが、まさかの状態で届き、販売元が謝罪する事態が発生した。 【画像】ひっくり返って配送されたクリスマスケーキ パンフレットの見本と比べる
販売した380個中、約100個に不備
そのケーキは台紙の上でひっくり返り、裏のスポンジ部分がむき出しになっていた。 装飾されたデコレーションも落下し、生クリームもつぶれるなど、悲惨な状態で購入者のもとに届いたのだ。 販売元のウェブサイトには、「クリスマスケーキの一部の冷凍商品におきまして商品が破損した状態でお客様のもとへ届く事例が確認されました」とある。 販売したのは、滋賀県などを中心に展開している総合スーパーの平和堂。 破損したのは、平和堂の「特命GM」を務める地元・滋賀を愛する歌手・西川貴教さんの代表曲「WHITE BREATH」とのコラボケーキだ。 見本には、「メリークリスマス」と書かれたプレートがのるなど特別な作りに。 しかし届いたケーキは、変わり果てた姿になっていた。 20年来の西川さんファンだという購入者は、「西川貴教さんが監修しているので、クリスマスケーキにと思って購入。残念ではありました。『わーっ!』って、ちょっと思わず声が出ました」と話した。 平和堂によると、13日から始まった宅配は、販売した380個のうち約100個に不備が見つかったという。
配送トラブルなぜ起きる
クリスマスケーキといえば、2023年に高島屋でも、一部が崩れた状態で届いたとの報告が相次ぎ…、 高島屋は再発防止に向け、管理体制の改善を図ると謝罪した。 配送トラブルは、なぜ起きるのか。 ケーキの製造・配送を行う洋菓子店カサミンゴー株式会社の宮川鈴弘さんは、「うちではジャムだけど、クリームを使って金のトレーに固定している。おそらくは、ちゃんと最初は固定されていたものが、荷物がまとめて倒れたりして、強い衝撃で全部が飛んだか、クリームで(トレーに)つけるのが意味がなかったかの2択になる。実は、うちとまったく同じ金のトレー爪を使っているけど、爪がなぜか半分しか折れていないのは謎。本来は爪の長さが1cmぐらい」と指摘する。 また、株式会社ストレートの牛沢昭宣さんは、土台について「この箱とケーキの大きさは合わない。1回だけ落としたレベルではなく、おそらく2回、3回転がっている」と話した。 今回の破損トラブルに対して、平和堂はFNNの取材に、「冷凍ケーキ配送にあたり衝撃の耐性など事前に3度にわたり配達テストを行いました。年に一度のクリスマスケーキを楽しみに購入していただいたお客さまにご迷惑をおかけして大変申し訳ございません」とコメントしている。 今後は、返金対応や再配達を希望する人には、箱の隙間を埋めるなど追加対策をするという。 (「イット!」12月16日放送より)
イット!