利上げの時に残価設定ローンは危険!? 今一番選びたい自動車ローンの賢い選択って?
■利息に振り回されないのは現金一括!だけど気になる車両減価
借入利息が気になるなら、そもそもローンを組まないのが最強だ。また、残価設定ローンのように、借入残高の減りが緩やかなローンよりも、一定期間で完済できる払い切りローンの方が、金利の変動に振り回されにくくなる。 ただし、クルマは乗り始めたところから、だんだんと価値を下げていくということも忘れてはならない。ローンを払いきる、もしくは現金一括払いをするということは、価値が落ちていく資産に対して身銭を投げていることになってしまう。 そこで、購入前に必ず確認してほしいのが、各ディーラーが設定する「車両残価率」だ。残価設定ローンを指定して見積もりを出し貰えば、最終回支払い額÷車両本体価格×100で計算することができる。 3年で70%、5年で50%以上が見込める車種なら、残価設定ローンを選んでもいいだろう。利上げの影響も限定的だ。これ以下の数字になるようなら、サブスクや頭金を増やした均等払いを選ぶと、将来的な不安は少なくなる。 車種によって、ローンの組み方を変えるのが、ローン支払い期間を不安なく過ごすためのテクニックである。賢くローンを使って、楽しいカーライフを送ってほしい。