民進党都連の松原仁会長が会見(全文1)小池都知事の方向性、強く支持する
民進党の東京都連会長、松原仁衆院議員が19日午後1時から東京の外国特派員協会で記者会見した。23日に告示される都議選(7月2日投開票)を同党がどう戦うか語るとみられる。 【中継録画】民進党都連の松原仁会長が会見 都議選どう戦う?
都民ファーストと政策協定を連合を通して同じ方向性を向いている
松原:ただ今ご紹介いただきました、民進党東京都連会長の松原仁です。この外国人特派員協会は私が拉致問題担当大臣のときに、5年ぐらい前にお伺いしてお話をさせていただいて以来でありまして、本当に久しぶりのこの場におけるスピーチの機会いただきまして、ありがとうございました。 今日、お話をすることは現状の民進党東京都連がこの半年の間にどのような状況で現状に至っているのか、そしてこの選挙に対するわれわれの考え方、そしてわれわれのマニフェストとか、こういったものについて、また小池新党との関わり方についてお話をしたいと思います。 まず第一に、現在の民進党の東京都議会議員候補予定者は24名であります。本来であればこの24名にプラス十数名の上乗せが予定をされていたわけであります。2月の頭の段階で2人の公認候補予定者、この方々は現職ではなくて元職でありますが、この2人が民進党を離党したわけであります。この2人は民進党を離党して現在は都民ファーストの公認候補となっております。この場で申し上げたいことは、この2人がいる目黒区とそして文京区において、そこにいる民進党の党籍を持った区議会議員はこの2人を応援しているということであります。 これは他の場所においてもそうなんでありますが、民進党から離党した都民ファースト公認の議員、もしくは民進党を離党して都民ファースト推薦の議員を、基本的にそこにいる民進党の区議会議員であるとか、市会議員であるとかは離党したあとも応援をしているというのが現実であります。 従って、民進党のいわゆる東京都議会議員を支える、区議会議員、市会議員、町会議員等は約160人ぐらいおります。そのうちのなんと3分の1近い50人強が、今は都民ファーストの公認候補、都民ファーストの推薦候補を応援している事実があります。非常に皮肉なことでありますが、その彼ら、都民ファースト公認候補、推薦候補を応援してる都民ファーストの区会議員や市会議員はほとんどいないわけであります。 民進党からの離党者はこの最初の2人を過ぎて、続々と離党してまいりまして、現職の都議会議員も8人、そして元職も数多く離党、新人元職も離党していったわけであります。よく小池都民ファーストとわれわれがどういうふうな位置関係になるのか。それはけんかをする相手なのか、仲良くする仲間なのかと聞かれるところがあります。 われわれ民進党は、国の〓選管 00:09:13〓委員長がある意味において都民ファースト側と昨年の暮れから接触をしていたことは事実であります。しかしながら、われわれと都民ファーストの間にはそこになんらかの協定なりルールというものはお互いの議論で作られていないのは事実です。簡単に言ってしまえばわれわれと都民ファーストは、われわれは都民ファーストに対してアプローチをすることもありましたが現状においても過去においても基本的には、没交渉に近いものであったと言えると思います。しかしながら今申し上げたように民進党の区議会議員、そして市会議員の3分の1が都民ファーストを応援しているわけであります。 ここで大きな要素としてあるのは、民進党を支援する最大の支持母体の連合東京の存在だと思います。連合東京は最初の2名の離党者が出たその段階から、この2名のうちの1人は連合東京の組織内推薦候補でありました。従って、連合東京は初めの2人の離党者に対してその直後から基本的には連合東京として推薦をし、選挙応援をしていくという姿勢を明確に示しておりました。連合東京というのは最大の民進党の東京都連としては支持母体でありますが、しかしながら民進党とは違う組織であります。 先般の東京都知事選挙においても、先般のその前、2回前ですね。民進党は細川護熙さんを東京都知事候補として応援をいたしましたが、連合東京は舛添要一さんを応援したわけであります。つまりわれわれとは、政治的な、特に選挙において違う行動を取ることは当然別組織だからあるわけです。民進党と連合東京は本部レベルにおいて政策の協定を結んでおります。 しかるに、一方において、連合東京は都民ファーストと3月3日に民進党と同じように政策協定を結んでいるわけであります。われわれにとって最大の支持母体は連合東京でありますが、その連合東京が民進党と同じように都民ファーストを推薦をし、政策協定を結んだのが3月3日に結んだわけでありますが、2月中にそういう議論が行われていたと思われます。 つまり、われわれと都民ファーストは共通の支持母体、共通の支持母体を持つという点においてはまさにそれは敵対する関係ではなく。というのはどういうことかと言えば、連合東京は民進党と政策協定を結び、失礼、連合はですね。連合東京は都民ファーストと政策協定を結んでいるということは、婉曲的にはわれわれは都民ファーストと政策協定を連合を通して同じ方向性を向いていると言うことが可能なわけであります。 同時に、今、冒頭申し上げたように、民進党の区議会委員、市会議員の3分の1、160名のうちの50名を超える人間は都民ファーストを応援しているわけです。従って、離党した民進党の公認候補予定者にしてみれば、民進党は離党したけれども連合東京の支援があり、そして、従来から自分を応援してきた民進党の市会議員や区議会議員が変わらず応援するという、あまり違和感がないといいますか、離党したというダメージを感じない環境の中で、都議選に向かって彼らは戦っているわけです。