飯沼愛、手のひらサイズの“南くん”八木勇征とのシーンは「15cmサイズの人形を相手に」
女優の飯沼愛とFANTASTICSの八木勇征が9日、都内で行われたドラマ『南くんが恋人!?』(テレビ朝日系/7月16日より毎週火曜21時)の記者会見に共演の武田真治、番家天嵩、沢村一樹、加賀まりこ、木村佳乃と共に出席。撮影の裏話を明かした。 【写真】15cmになった八木勇征に飯沼愛もびっくり! 本作は、これまでに幾度となく映像化されてきた名作『南くんの恋人』(原作・内田春菊/青林工藝舎刊)を原案とし、【男女逆転バージョン】で描くドラマ。ちよみ(飯沼)の恋人・南くん(八木)が、突然15cmの手のひらサイズになってちよみの前に現れる。武田は1994年に放送された『南くんの恋人』で、小さくなってしまったちよみを大切に世話しながら一緒に暮らす心優しい南浩之を演じた。今作ではちよみの父・信太郎を演じる。 撮影現場の雰囲気について飯沼は「ちよみの家族もすごく賑やかなんですけど、それと同じようにカメラが回っていないときもすごく賑やかな現場だと思います」とにっこり。突然手のひらサイズになってしまう南くんを演じる八木は「僕はクランクインしたときは湘南へロケに行かせてもらったんですけど、今はグリーンバックがメインになっていて」と語り「こうやってみなさんと一緒にいる時間を過ごすと、一人はすごく寂しいんですよ。みなさんがいるときは精一杯みなさんと楽しい時間を過ごしたいなと思っています」と胸の内を明かした。 キャストが揃うことは貴重な機会だそうで、八木は「どこかの話で(南くんが)急に大きくなったりしないかなって思ってます(笑)」と期待。グリーンバックの撮影に関しては「目線だったり…どれだけイメージするかが個人的に大事です。イメージめっちゃ大事です」と語った。 南くんとのシーンの撮影方法を飯沼は「実際は15cmサイズの人形を相手にお芝居しています」と説明。飯沼が武田にその芝居について「簡単ではないですよね?」と質問すると、武田は「僕の頃は15cmサイズの人形をご用意いただけなくてですね…」と打ち明け「ちょうどチョコバーが15cmだったので、チョコバーで。顔の部分にヘノヘノモヘジみたいなものを書いて、それを目線にお芝居していました」と振り返った。 さらに飯沼は武田との共演について「劇中で『ちよみ』って呼んでいただくのがすごくエモいなって。すごいなって」としみじみ。武田は「実は目の前で動いている人に『ちよみ』っていうせりふをかけたことがあまり…(ない)。30年前はすぐに(ちよみが)小さくなっちゃって。あまり等身大同士のお芝居ってなかったんです」と打ち明け「今は、自分の中でちょっとだけ欠けている思い出を飯沼さんで埋めさせていただいているような、温かな時間を過ごせているかなと思います」とほほ笑んだ。 ドラマ『南くんが恋人!?』は、テレビ朝日系にて7月16日より毎週火曜21時放送。