石川遼が単独首位に浮上「ゲーム運びがうまくいっている」 1差2位に金子駆大、2差3位に下家秀琉と田中裕基
<JAPAN PLAYERS CHAMPIONSHIP by サトウ食品 2日目◇21日◇西那須野カントリー倶楽部(栃木県)◇7036ヤード・パー72> 【超神回】ゲーム運びのうまさが分かる 石川遼の頭の中身を大公開 国内男子ツアーの選手会主催大会の第2ラウンドが行われ、6位タイから出た石川遼が1イーグル・6バーディの「64」をマークし、トータル14アンダーの単独首位に浮上した。1打差の2位には初日首位発進の21歳・金子駆大、2打差の3位タイにはこの日「62」をマークした下家秀琉(すぐる)と田中裕基がつけている。トータル4アンダー・53位タイまでの65人が決勝ラウンドにコマを進めた。 インの10番から出た石川遼は、出だしから2連続バーディで伸ばす。13番パー4では、ピンまで110ヤードの2打目を54度のウェッジで放った。「ちょっとつかまったミスショット」と手を離すショットだったが、グリーン奥に着弾したボールはキックもよく、傾斜とスピンバックでカップに向かい、そのまま吸い込まれた。 その後は耐える時間帯もあったが、折り返した4番パー5で「いいスイングができた」と309ヤード飛ばす会心のティショットで流れが変わると、そのホールから4連続バーディで一気に順位を上げた。 選手会主催大会で大会実行委員長を務める石川は、初日に続いてこの日も後半の9ホールでピンマイクを着けてプレーとともに、佐藤賢和キャディとのやり取りなど、ラウンド中の会話を生配信で届けた。予選ラウンドのみのツアー初の試みとなったが、ゴルフファンからは好意的な反応が多かった。 この日のラウンドを振り返ると「スイングの精度には不満がある」と感覚はあまりよくないが、「コースの攻め方やゲーム運びがうまくいっている感じがする」とゴルフはスイングだけでスコアが決まらないと確信している。 国内での前戦は「日本ゴルフツアー選手権」でプレーオフまで進んだが、岩田寛に敗れて2位。通算19勝目に向けて好位置で週末を迎える。 なお、2021年大会覇者の片岡尚之と22年大会覇者の稲森佑貴は、トータル8アンダー・11位タイ、前年覇者の谷原秀人はトータル5アンダー・41位タイで決勝に進み、残り2日間で大会2勝目を狙う。