韓国・尹大統領の拘束令状を発付 非常戒厳をめぐり
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韓国の非常戒厳を巡り、尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領の拘束令状が発付されました。ソウルの大統領公邸前から報告です。 (河村聡記者報告) 道路の向こうの坂を上った先に大統領公邸があります。 弾劾(だんがい)案の可決後、大統領はこの公邸で過ごしているとみられています。 その周辺では連日、大統領支持者らによる集会が続いていて、31日は令状の発付を受け「拘束すべきは大統領ではなく野党代表の方だ」などと訴えています。 非常戒厳に反発し、弾劾や拘束を求める集会に若者の姿が多くあった一方で、こちらの集会は圧倒的に年齢層が高く、20代や30代の姿はほとんどみられません。 男性の割合も多く、強固な保守層が集まっているとみられます。 大統領側の弁護団は「違法な令状請求によるものであり無効だ」として憲法裁判所に効力停止の仮処分を申請するとしています。 捜査当局としてはこれから1週間が身柄拘束の期限となりますが、拘束に踏み切ることになれば集まった支持者らとの衝突も予想されます。 支持者の一人は「きょうは夜になってもここに残るつもりだ」と話していました。 警察も配置されるなか、緊張状態が続くことになりそうです。
テレビ朝日