南海・浜寺公園駅旧駅舎 カフェ・ギャラリーで再出発
堺市と南海電鉄などは12日、南海本線・浜寺公園駅の旧駅舎を15日からカフェやイベントホールとして活用すると発表した。 【動画と拡大写真】南海・浜寺公園駅舎109年の歴史に幕 地元の人らに見守られ
1907年に建てられ、1998年、国の登録有形文化財に登録
同駅は1897年に開業し、1907年、東京駅の赤レンガ駅舎などを手がけた建築家、辰野金吾氏の事務所の設計でこの旧駅舎に建て替えられた。1998年、国の登録有形文化財に登録され、2000年には第1回「近畿の駅百選」にも選ばれている。南海本線の連続立体交差事業で新駅舎が建設されるため、2016年1月にその長い歴史に幕を下ろした。
曳家工事で建物そのまま移動、NPO法人が運営
その後、仮駅舎に切り替えられ、旧駅舎は2017年11月から建物をそのままの状態で移動する曳家工事で、元の場所から約30メートル先の地点へ移動した。 同電鉄によると、この駅舎は今後、NPO法人浜寺公園駅舎保存活用の会が運営。お茶や読書が楽しめるカフェ・ライブラリーや絵画、手芸品を展示するギャラリー、イベントホールとして活用される。営業時間は午前10時から午後5時で火曜日は休業。15日午前10時からはオープニングセレモニーが行われる。