「狙い通りではなかったけど…」町田加入のDF杉岡大暉がCKで初アシスト!! 中山との“東京世代”ライン開通「すごく刺激になる」
[8.17 J1第27節 町田 4-0 磐田 Gスタ] 待望のFC町田ゼルビア加入後初アシストは東京五輪世代のホットラインから生まれた。前半4分、DF杉岡大暉は左CKをファーサイドに送り込むと、これに反応したのはDF中山雄太。強烈なヘディングシュートが決まり、杉岡にも加入後3試合目でアシストがついた。 【写真】「ものすごいメンツ」…リバプール豪華3選手に囲まれたMF長野風花 今季は湘南でなかなか出場機会が得られず、大きな覚悟を持って決断した期限付きでの町田移籍。ここまで横浜FM戦(●1-2)、C大阪戦(△0-0)と出場試合の勝利なかった中、ようやく掴んだ白星に「僕自身も数字が欲しかったし、勝利が欲しかったのでホッとしている」と安堵の表情を浮かべた。 得点につながったCKは「狙いはストーンの後ろだったけど、ちょっと大きくなった」というミスキック。ただ、町田のセットプレーは緻密さが求められるトリックプレーを除き、キッカーの精度に依存しない布陣が組まれているのが得点力の秘訣だ。 「雄太くんがそこに入ってくる役割で、僕のボール自体は狙いどおりではなかったけど、チームとしてそこに詰めるというのがあったので助かった」 そう振り返った杉岡は「特別なことはやっていないけど、中に強力な選手たちがいるので、いいボールがいいポイントにさえ上がればいっぱい入ってくれる。こっちも蹴りやすい」と好感触。「速いボールは行くほうだと思うので、あとはポイントにだけ上げればいい」とキック力という個性を活かしやすい環境にあるようだ。 またゴールを決めた中山とは東京五輪世代の活動で長年共にプレーしてきた盟友。2017年のU-20W杯、18年のトゥーロン国際大会、19年のU-23アジア選手権予選などの舞台を踏んだ経験もあり、今度も良い関係性が見られそうだ。 今夏はMF相馬勇紀も町田に加入しており、欧州を経験した同世代の存在が杉岡にとって良い刺激になっている様子。「僕自身は(五輪直前の)代表にあまり絡めなかったので一緒にプレーできる機会は少なかったけど、こうして日本で同じチームでやれるのはすごく刺激になる。僕もまだまだ上を目指したい気持ちになる」と野心を口にした。