「ネガティブに捉えて欲しくない」冨安健洋、逆転を許したベトナム戦前半の“指示”に見解「森保さんが選手を信じたからこそ...」【アジア杯】
「変えることが全てだとは思っていない」
日本代表は1月14日に行なわれたアジアカップのグループステージ第1節で、ベトナムを4-2で下した。 【動画】日本代表がセットプレーからまさかの2失点 ただ、セットプレーからの2失点や前半にプレスがはまらないなど、課題も浮き彫りとなった。 この試合はベンチ外となったDFの冨安健洋は17日の練習後に取材に対応。「相手のボールホルダーにプレッシャーが掛からず、最終ラインを上げられない状況だったと思うが、次の試合でそういう事態が起きたらどうしたらいいか?」と質問を受けると、こう答えている。 「まず、(前の選手にプレスに)行かせることですよね。シンプルに。それは後ろから、言おうと思っています。僕の中では、もしオーガナイズされていないとしても、強度で賄える部分があると思っていて。もちろん、オーガナイズされた中での強度がベストではありますけど、それがオーガナイズされていない状況と言うのも、起こり得ることではありますし、今まではそれができていたと思います」 アーセナルのDFは「このシステムとこのシステムだったら、ある程度、自分がつくマークはこいつだと言うのは決まっていますし、その中で『なぜ自分は、本来はこいつなのに、違うヤツについているんだろう』という違和感を感じて、前からズレているというのを把握して、そこの1番最初の原点のところから変えていくと言うところは、やっていくことかなと思います」と対処法を説明した。 また、「選手からの意見を吸い上げるボトムアップ型のチームのため、試合中に森保一監督からの指示で変えるのは難しそうだが、どうすればよくなるか?」と問われると、「僕は変えることが全てだとは思っていない」と答え、こう言葉を続けている。 「結果、(ベトナム戦では)森保さんが選手を信じたからこそ、前半のうちに逆転していますし。なので、それ(ボトムアップ型)をネガティブに捉えて欲しくはないというのが間違いないところ。だからこそ、僕たちは監督のことを信じています」 「その中で、後ろ(最終ライン)から見えていることはあると思うので。さっき言ったように、違和感の発端はどこなのかというところを調整していくのは、僕だったり、後ろの選手、あとは(遠藤)航くんとかに伝えて、というところだと思うので。そこはやっていきたいなと思います」 プレーだけではく、ディフェンスリーダーとして、チームを統率していく覚悟だ。 取材・文●江國森(サッカーダイジェストWeb編集部/現地特派)
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