話せなかった息子のお礼に、大興奮の大家さん。実はずっと気にかけつつも、踏み込まないでいてくれた…!?【作者に聞く】
育児や家族との日々を漫画にし、SNSで発信しているもしゃもぅ(@mosyamou)さん。なかでも、以前住んでいたアパートの大家さんとの交流を描いた「大家さんとハムソー」は、心があたたまる内容に読者からの反響が大きく、今年1月に電子書籍化された。 【漫画】本編を読む ウォーカープラスではこの電子書籍から一部抜粋し、もしゃもぅさんのインタビューとともにご紹介。今回はクリスマスの思い出。「サンタが間違えてうちに置いていった」と、おかし入りのサンタブーツを持ってきてくれた大家さん。これを見て息子のハムソー君は、目を輝かせる。 ■クリスマスプレゼントは大家さんからではなく、あくまでサンタさんから! クリスマスの朝、サンタブーツを渡されたときどのように感じたのだろう。 「『大家さんから』ではなく、あくまで『サンタさんから!!』と言われたので、びっくりしたしおもしろかったです」 サンタブーツをもらい、笑顔で「あと!(ありがとう)」と言うハムソー君。実はハムソー君は2歳を過ぎてもなかなか話すことができなかったため、「お礼が言えるようになったのか…!」と興奮し、「どういたしまして!」と満面の笑みで返す大家さん。この様子を見ていたもしゃもぅさんは、「もしかして大家さん…ハムソーが話せないことを実はずっと気にしててくれてた…?」と気づく。この時の率直な気持ちについて聞いてみた。 「ハムソーを家族のように感じてくださっているんじゃないかと思いました。そして、気にかけつつも踏み込み過ぎないでいてくれたことに、あらためて感謝しました」 ちなみにハムソー君はこの時期から徐々に話せるようになっていき、今ではお喋りな男の子に成長しているそう。 「この年の夏ごろに発語があって、そこからゆっくりながらもいろいろと話せるようになりました」 取材・文=石川知京