「地域の産業・経済の底上げ」へ 青森みちのく銀行 窓口営業開始
青森朝日放送
青森銀行とみちのく銀行が統合した青森みちのく銀行の設立記念セレモニーが行われ、窓口での営業が6日からスタートしました。 青森市橋本の青森みちのく銀行本店で行われたセレモニー。五所川原市出身の書道家・清野秀汰さんが、ねぶた囃子の演奏とともに銀行を運営するプロクレアホールディングスの語源である「挑戦」と「創造」の文字を力強くしたため、新銀行発足を景気づけました。 この後、石川啓太郎頭取たち関係者が、テープカットをして営業開始を祝いました。 【青森みちのく銀行 石川啓太郎頭取】 「1行になっての責任は各段に重くなっているなというふうに思っております」 「地域の産業・経済の底上げにしっかりと取り組んでまいりたい」 午前9時には正面のシャッターが開き、青森県内外148店舗で営業がスタート。早速、利用客が訪れていました。 県内の地方銀行は青森みちのく銀行のみの「1県1行」体制となり、県内の融資シェアは7割を超えるということです。 【利用客】 (Q.1行体制になって)「逆に良いんじゃないですか?1つの銀行でおさまる。あっち行ったりこっち行ったりするよりだったら、1カ所の方が良いのかなと思いました」 「通帳2つ持たなくて良いし」 一方、5日から始まったATMの運用に関して、旧みちのく銀行のATMで、通帳を使って入金する際に通帳が出てこなくなるトラブルが、59件確認されたということです。 現在は通帳での入金取り引きの取り扱いを一時的に中止していますが、キャッシュカードや窓口での入金は可能で、7日には復旧する見込みだということです。