不調脱却 ルブレフがマスターズ5度目の決勝進出「精神面がずっと良くなった」<男子テニス>
ムチュア・マドリッド・オープン
男子テニスのムチュア・マドリッド・オープン(スペイン/マドリッド、レッドクレー、ATP1000)は3日にシングルス準決勝が行われ、第7シードのA・ルブレフが第12シードのT・フリッツ(アメリカ)を6-4, 6-3のストレートで下し、同大会では初、「ATPマスターズ1000」では5度目の決勝進出を果たした。 【ルブレフ、オジェ アリアシムらマドリッドOP組合せ】 26歳で世界ランク8位のルブレフが同大会に出場するのは4年連続4度目。最高成績は2022年の8強となっていた。 今大会前までマッチ4連敗と不調に陥っていたルブレフだったが、今大会は初戦の2回戦で予選勝者で世界ランク136位のF・バグニス(アルゼンチン)、3回戦で第27シードのA・ダビドビッチ フォキナ(スペイン)、4回戦で第24シードのT・フリークスポール(オランダ)、準々決勝で大会2連覇中だった第2シードのC・アルカラス(スペイン)を破り4強入りした。 迎えた準決勝、ルブレフは20本のウィナーを決めるなど安定したプレーを披露。サービスゲームではファーストサービス時に83パーセントの確率でポイントを獲得しフリッツのブレークを1度に抑えると、リターンゲームでは3度のブレークを奪い1時間12分で同大会初の決勝進出を果たした。 ルブレフが「ATPマスターズ1000」で決勝に進出するのは今回が5度目。決勝では昨年4月のロレックス・モンテカルロ・マスターズ(モナコ/モンテカルロ、レッドクレー、ATP1000)以来となる「ATPマスターズ1000」2度目の制覇を狙う。 男子プロテニス協会のATP公式サイトにはルブレフのコメントが掲載されている。 「(今大会は)精神面がずっと良くなって、パフォーマンスができるようになった。感情を正しい方向に向けた。確実にそれが決勝進出に役立った。これがなければ決勝には残れなかっただろうね」 勝利したルブレフは決勝で世界ランク35位のF・オジェ アリアシム(カナダ)と対戦する。オジェ アリアシムは準決勝で第30シードのJ・レヘチカ(チェコ)と対戦したが、レヘチカが負傷により第1セット途中で棄権したため決勝に駒を進めた。
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