R55型MINI ジョン・クーパー・ワークス クラブマンにモータースポーツの血統を感じた【10年ひと昔の新車】
ダイレクトでリニアな反応。一般道でも楽しい
今回試乗したのはMINIクラブマンのジョン・クーパー・ワークスだったが、エクステリアは黒ベースのルーフが赤という派手なカラーリング。インテリアは黒がベースとなってシックな雰囲気を出しているが、赤い糸のステッチやシートエッジの赤いパイピングなどで華やかさを醸し出している。 一般道ではゆっくり走行でもちょっと飛ばすのも楽しいのがJCWだ。アクセルペダルの反応はターボラグがなくリニアでダイレクトにクルマを操っている感覚がいい。高回転型エンジンであるが、低回転域でもねばり、トルクも薄くないから手抜きドライビングも可能だ。乗り心地は硬めだが、揺すられないから不快感がない。 個性溢れるJCWは、カチッとしっかりしたクルマに乗っている感じが気持ち良いから人気があるのだろう。(文:こもだきよし/写真:永元秀和、小平 寛)
MINI ジョン・クーパー・ワークス クラブマン 主要諸元
●全長×全幅×全高:3970×1685×1445mm ●ホイールベース:2545mm ●車両重量:1260kg ●エンジン:直4DOHCターボ ●排気量:1598cc ●最高出力:155kW(211ps)/6000rpm ●最大トルク:260Nm(26.5kgm)/1850-5600rpm ●トランスミッション:6速MT ●駆動方式:FF ●車両価格:147万円(2010年当時)
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