チョコ値上げにショック 「カカオ豆」記録的な不作…世界的な“争奪戦”で高騰「銅」より高値も
多くの人を幸せにするチョコレート。値上げの原因は原料のカカオ豆の高騰です。 先月、ニューヨーク市場では一時、初めて1トンあたり1万ドルを超えました。主要金属である銅の先物価格、約9000ドルを上回っているのです。 輸入する商社によると、西アフリカなど主要な産地が天候不良などで記録的な不作になり、世界的にカカオ豆の“争奪戦”が激化しているといいます。 ◇ チョコレートケーキやホットチョコレートなど全ての商品にカカオ豆を使用している都内の洋菓子店。ガーナなどから直接、カカオ豆を仕入れているといいますが… ミニマルビーントゥーバーチョコレート 山下貴嗣代表 「史上まれに見るぐらいの(カカオ豆の)価格の高騰。今ちょっと頭を悩ませている」 価格面で農家と折り合いがつかず取引が難航。 ミニマルビーントゥーバーチョコレート 山下貴嗣代表 「(今後も)価格が上がるんじゃないかと農家が思っているのでなかなか『うん』と言わない」 今年はまだ1度もカカオ豆を購入できず、入荷のめども立っていないといいます。 商社によると、カカオは実ができるまでに3~4年はかかるため、価格の高騰が長期化する恐れもあるということです。 (2024年4月1日放送『news every.』より)