西武OB戦最年長の土井正博氏「80にしてもう一度優勝が見たい。一生懸命に生きる」通算465発の強打者の鮮やかな流し打ちに大歓声
◆「西武ライオンズ LEGEND GAME2024」(16日、ベルーナドーム) 最年長の土井正博氏(80)が特別賞を受賞した。歴代13位の通算465本塁打を誇るレジェンドは、チーム・ライオンズの「3番DH」で先発出場。1回2死から打席に立ち、チーム・セイブの先発・潮崎哲也氏(55)の内角速球を右前へ運んだ。 ■「80歳のバッティングじゃない」衰え知らぬ〝完璧打ち〟【動画】 鮮やかな流し打ちに場内から大きな歓声が起きる中、なかなか一塁へ到達できず、右翼を守った大友進氏(49)が一塁へ送球してライトゴロに。これには打たれた潮崎氏が「全く空気が読めていなかった」とおかんむり。大友氏も「お世話になった土井さんだったのに、あれは謝りたいです」と頭をかいた。 表彰式で司会者から「あれはヒットです」と言葉をかけられると、うれしそうな表情を浮かべた。スピーチでは「80(歳)にしてもう一度(西武の)優勝が見たい。あと何年になるか分からないが、一生懸命に生きるので、何度も優勝を見せてほしい」と現役選手らにエールを送ると、大きな拍手が送られた。