中日・梅津晃大、「僕の力不足です」7回に先制され東洋大後輩・村上の雪辱許す 甲子園での初勝利は次回にお預け
◇27日 阪神8―1中日(甲子園) 現実を見つめた。「僕の力不足です」。先発・梅津は6イニング0/3を5安打3失点で5敗目(1勝)。右肘手術後の初勝利を飾った昨年9月25日の阪神戦(バンテリンドームナゴヤ)で投げ勝った東洋大の後輩、阪神・村上に雪辱された。 中盤までは互角。緊迫した投手戦が動いたのは7回だ。先頭・中野に左中間への二塁打を許すと、続く森下が放った打球が右太もも裏に当たって足元に転がった。拾い上げて三塁へ。だが三塁ファウルグラウンド側にそれるワンバウンド送球になって無死一、三塁。4番・大山には1ボールから真ん中に入ったスライダーを左前へ運ばれた。均衡を破る1点に顔をしかめた右腕は、ここで交代を告げられた。 「ストライク先行の投球はできていたけど、中野選手への内角要求の真っすぐが甘くなった。(森下の打球の)送球も間に合うと判断したんですが、それてしまった」と悔やんだ。 1軍では2度目となる甲子園のマウンド。仙台育英高時代は眺めるだけだった。2年春のセンバツは背番号11でベンチ入りも登板機会はなく、夏はボールボーイ。主戦となった3年夏は宮城大会4回戦で敗退し、聖地には届かなかった。2020年7月19日の阪神戦(甲子園)では4回途中6安打6失点。4年ぶりに狙った甲子園星はつかめなかった。
中日スポーツ