189センチから吹き上がる直球、米大リーグ平均上回る伸びを示す数値…プロ初登板初勝利のソフトバンク前田純「候補には入っている」
◆日本ハム2―6ソフトバンク(エスコンフィールド北海道) ポストシーズンへ期待の新星が名乗りを上げた。ソフトバンクの2年目、プロ初登板の前田純が強力な日本ハム打線を6回3安打無失点に抑えて初勝利。育成ドラフト10位で2023年に入団し、今年7月に支配下入りした左腕は「自分が主役だと思って投げた。最高です」とウイニングボールを片手にはにかんだ。 ■まるで青春…晃と大成、笑顔で駆け出す【写真】 武器は189センチの長身から繰り出す吹き上がるような直球。伸びを示す指標は米大リーグの平均とされる数値すら大きく上回る。今季途中からはかまぼこ板を投げる練習を取り入れ、指先に掛かる感覚に磨きをかけた。この日の最速は143キロながら、球速以上の勢いで多くの打者から空振りを奪った。 昨季は3軍が中心。転機はオフに参加した和田の自主トレだった。「すごい選手と携われるチャンス」と会話したことのないレジェンドに志願した。ランニングなど練習量の多さに最初はついていけなかったが、1カ月弱で先頭集団を走った。和田も20人近い参加選手で最も伸びたと認めたほどだった。 優勝決定後の登板で試す意味合いが強かったが、小久保監督はポストシーズンでの起用の可能性を「候補には入っている。十分過ぎる投球」と認めた。「ホークスのエースと呼ばれるように頑張る」と前田純。さらなる大舞台でマウンドに上がる日も近そうだ。(鬼塚淳乃介) 【#OTTOホークス情報】 【おすすめ記事 優勝特集】 女性関係の不祥事で大批判…山川穂高を支えた妻の一言、小久保監督の長男&長女が父に贈る言葉、秋山幸二さんが語る小久保采配など西スポWEB OTTO!が総力取材したとっておき優勝記事がたっぷりです。 ▼下記の関連記事から▼
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