冷却ガスが勢いよく全身へ噴射 「ウィルキンソン」120周年を機に渋谷で炎天下サンプリング実施 アサヒ飲料
飲用シーン拡大にも取り組む。昨年に引き続き食事と炭酸水を合わせるWith Food(ウィズフード)提案を強めていく。 7月8日からは、俳優の菅田将暉さんが食事とともに「ウィルキンソン タンサン」を飲む新TVCMを放映し、食事との組み合わせを訴求している。 With Food提案の新たな取り組みとしては、食事と楽しむことを訴求する無糖炭酸水の新商品「ウィルキンソン タンサン シトラスビター」を7月9日に新発売した。 同商品は、オレンジ・レモン・ライムなどの柑橘類による酸味と苦味が特長 「(炭酸水の)苦みとのギャップで(料理の)旨みがより強く感じられるということが研究によりわかってきている。味の濃いものを食べても、炭酸が泡と水で洗い流し口の中がリセットでき、またおいしく食べられる」と説明する。 同商品は、ブランドとして初めてラベルに“食事と楽しむ、すっきりキレ味”のアイコンをあしらっている。 「炭酸水が食事にも合うと気付いていただくために、期間限定で『シトラスビター』を発売した。最終的には、『ウィルキンソン タンサン』本体も食事に合うということに気付いていただくための橋渡し役と位置付けている」と説明する。 上期(1-6月)は、炭酸水市場が節約志向の高まりによってPBが席巻する中、「ウィルキンソン」ブランドは1%増と善戦。 「PBへの流出は真摯に捉えている。それでもこの経済環境の中で、前年より伸ばす勢いを保つことができたのは、ブランド力。同じ炭酸でも飲んでみると違っておいしい。この点をブランドに乗せて、“おいしいものを飲んでワクワクする”というところにお金を払っていただけるように工夫して伝え続けていく」と語る。 アイテム別では、炭酸水を含む炭酸飲料の無糖と有糖の間にある“少し甘い”領域の開拓に向けて今年新発売した「WILKINSON GO テイスティグレフル」シリーズが起爆剤になった。 「思っていた以上に有糖の炭酸飲料ユーザーからの流入が多い。有糖ユーザーから“ちょうどいい甘さ”ということで入ってきてくれた。これは、いずれ無糖の『ウィルキンソン タンサン』本体に来ていただくための良い架け橋になる」と期待を寄せる。