三吉彩花&齊藤京子&MEGUMI 華やかなルックで縦型映画祭授賞式に登場<TikTok TOHO Film Festival>
俳優の三吉彩花、齊藤京子、MEGUMIが、19日に開催された、縦型映画祭 「TikTok TOHO Film Festival 2024」の授賞式に登壇。映像コンテンツの第一線で活躍するプロフェッショナルとして、新たな才能が飛躍する瞬間に立ち会った。 【写真】三吉彩花はパンツルック、齊藤京子は輝くドレスで登場! 「TikTok TOHO Film Festival 2024」授賞式の様子 今回開催された「TikTok TOHO Film Festival 2024」は、<1本の投稿で完結された1分~10分以内の縦型映画作品のみ>を審査対象の条件とし、約400件の応募作品の中から、世界に羽ばたく才能を秘めたクリエイターを発掘する縦型映画祭。 グランプリをはじめとする各賞を発表する授賞式では、アンバサダーと審査員を務める俳優でモデルの三吉彩花と、グランプリ受賞記念新作の主演を務める、元日向坂46メンバーで俳優の齊藤京子、審査員の萩原健太郎(映画監督)、岡村和佳菜(プロデューサー)、MEGUMI(女優、プロデューサー)、しんのすけ(映画感想TikTokクリエイター)が登壇。三吉は髪をまとめ上げ、クールな印象のパンツルックにマットなリップを合わせたスタイル、齊藤はスパンコールが輝くロングドレス、MEGUMIは淡いピンクのセットアップで、三者三様の華やかな存在感を放った。 グランプリ受賞者には、賞金30万円に加え、東宝プロデュースによる新作縦型映画の制作権が贈られ、同映画の主演を齊藤が務める。ハッシュタグ「#TT映画祭2024」をつけて投稿された応募作品の総再生回数は、2024年12月2日時点で1億7500万回以上を記録しており、縦型映画の可能性と注目度が高まっているのがうかがえる。 ファイナリスト17作品の中から、栄えあるグランプリに選ばれたのは、一寸先はおじによる『遊園人』。次いで準グランプリには、ドラマみる?【ショートドラマ】による『モブライフ』、アニメ・CG賞にカトリトオルの『灯台守と迷子の幽霊』、「きみの色」賞にモントの『僕の春は何色』、特別賞に“よしてる/Yoshiteru”の『絶滅メシ』が選出された。 グランプリ作品の『遊園人』は、老人がスマートフォンに夢中になった人に、たい焼きを踏まれるところから始まる約4分間のショートアニメーション。グランプリ作品発表者の三吉は、「どの作品も本当に素晴らしかった」と前置きしつつ、「『遊園人』には、審査員全員が1票ずつ満場一致で票を入れておりました」と選出の背景を明かす。また、新作縦型映画の主演を務める齊藤は、『遊園人』がアニメーション作品であったことから「わたし自身、声のお仕事がとても大好きなので、非常に楽しみだなと思います」と、一寸先はおじとの作品づくりに胸を躍らせた。 二人の言葉を受けた、グランプリ受賞者の“一寸先はおじ”は「ちょっとパニックなんですけれども」と驚きを隠せない様子。「作品の中ではスマホの描写が多くあるので、一見スマホが悪のような印象を持たれるかもしれないんですけど、本当に伝えたいことは、何が悪で何が正義なのかという大それたことではありません。現実社会でもネットの中の世界であっても、それぞれの人が少しでも身近な人や物事を、気にかけたりするような気持ちを持っていただくと、その人自身にとっても、何か良いことが訪れるのではないかなという思いから、この作品を作らせていただきました」と受賞作に込めた思いを明かした。 授賞式後のトークセッションでは、グランプリ受賞者が「一寸先はおじ」という名前で、さんを付けて呼ぶと「“一寸先はおじ”さん」となってしまうことで、登壇者が盛り上がる場面も。近年は映像の企画、プロデュースも行っているMEGUMIが「おじさんはどうなりたいんですか?」と投げかけ、会場は笑いに包まれた。 そんなMEGUMIはプロデューサー目線で本映画祭についてコメント。「横型の映画やドラマを見てきた自分としては、(縦型映画を)どう見ていいのか分からないんじゃないかと想像していたのですが、縦型映画ならではの没入感やテロップの入れ方などに、普段わたしたちが出演しているような作品では表現できない新しい可能性を感じました」と縦型映画の魅力を語る。 今年6月に発表された「TikTok上半期トレンド大賞2024」では「ショートドラマ」が大賞に選ばれるほど、現在、TikTokで縦型のショートドラマやショートフィルムが急増中。東宝株式会社エンタテインメントユニット開発チームチームリーダーの馮年氏は「空前のショートドラマブーム」とも語っており、本映画祭の応募作品も「年々、作品のレベルがかなり上がってきている」と話す。MEGUMIが「実は縦型映画出身なんだよという人も生まれるんじゃないか」という通り、本映画祭から未来の映画人が羽ばたいていくかもしれない。