なんだって? オジサンが着ると野暮ったくなる……だと? 絶対に間違わない「ニット」の正しい選び方と着こなし。
オジサンが意外と苦手としているのがニットです。
最近は日中はまだまだ暑さが残りますが、夜になるとだいぶ涼しくなってきましたね。もう秋の季節は目と鼻の先です! 街の色合いも日照時間が短くなるにつれ落ち着いた印象に変わってきます。 「カジュアルだからデニムでも良いんじゃない!」は大間違い。「スマートカジュアル」の正解コーディネート そんな秋になるとニットは必須アイテム。日中はともかく、朝や夜にちょっと羽織るだけでずいぶんと寒暖差を緩和してくれます。 でもコーデの際には、色、風合い、保温性など着こなしに注意が必要なアイテムでもあるのです。 チョイス次第で見た目の印象も落ち着き、まさにイケオジにふさわしいアイテムといえますが、一方で着こなしを一つ間違えると「ずんぐりオジサン」「おじいちゃんコーデ」になってしまう可能性もあるんです……。 今回はそんなニットの着こなし方を3つにまとめてご紹介します!
ポイント(1) 素材はウール、カシミア
ニットで使われる素材は主にウール、カシミア、コットンの3つです。 春夏のセーターにはコットン素材のものを選んでいましたが、秋冬にはウール、カシミア素材のものが定番素材ですね。 定番だからこそ、他人と差をつけるならこれらの素材にシルクやポリエステルがブレンドされているアイテムをチョイスすると、間違いなく上品で爽やかな雰囲気を演出できますよ!
ポイント(2) 衿の形状で印象が変わります
ニットは大きく分けて3つのスタイルがあります。一つ目がVネックタイプで、男らしさをアピールしたいときに効果的です。また秋口なら暑苦しいイメージが少ないこちらがおススメ。 二つ目がラウンドネックタイプで衿が丸いのが特徴です。こちらはVネックとは対照的に穏やかな印象を与えることができます。 そして三つ目がタートルネックタイプで、こちらは着痩せ効果もありつつ、知的な印象を与えることができます。秋中盤以降にはぜひ活用したいですね。
ポイント(3) 重ね着前提でニットの厚さは薄手
まず、秋口なら肌着にニットオンリーという方も多いと思いますが、大人見えさせるならシャツであったりジャケットであったり重ね着を前提にしましょう。そのために薄手のニットをチョイス。 色はグレーやブラックも良いですが、全体的に地味になりがち。おじいちゃんコーデを避けるためにシャツやジャケットとのコーデならこれからは差し色となる色味のある無地のカシミアニットがおススメです。 カシミアは、少々お値段が高いですが薄手でも保温性は抜群。 淡いソフトな風合いに光沢もあり一目見てウールとの差別化は間違いなくできて女子ウケも良いおススメの素材です。 他のオススメとしては薄手のアイビーニットやテニスニット、さらにはアーガイル柄のアーガイルニットなどを合わせると、カジュアルな印象になり、他の人とオシャレに差がつけられますよ! ただしあまり赤ベースや派手な色合いのものを選ぶとただの若作りに見られてしまうリスクがありますから注意してください。 秋が深まって厚手のニットを着る場合は、ざっくりとしたアウターとして着こなせる重量感のあるものを選びましょう。冬の寒い季節にはプラスでコートを羽織るのもアリですよ! ニットを着こなす際は、体のシルエットがきれいに見えることを意識して、もっこりやずんぐりとした印象を持たれないようにしましょう。またモノトーン系にこだわりすぎるとおじいちゃん的なイメージになります。 いかがでしたか? 到来しつつある秋に備えてニットの着こなし方をばっちり理解しておきましょうね! Photo:Getty Images Text:FORZA STYLE