一力が初の三冠 囲碁、3期ぶり天元獲得
囲碁の第49期天元戦5番勝負の第4局は6日、兵庫県洲本市で打たれ、挑戦者の一力遼二冠(26)が242手で関航太郎天元(22)に白番中押し勝ちし、対戦成績3勝1敗で天元のタイトルを奪還、棋聖、本因坊と合わせ自身初の三冠保持となった。天元位は3期ぶり2度目。 終局後、一力天元は「結果を出すことができたのはよかった。ただ、まだ内容的に改善できる点はいろいろある」と話した。今年は3月に棋聖を初防衛。7月には本因坊を初獲得し二冠に。さらに天元を加えて三冠となり、年内のタイトル戦を終えた。 関前天元の3連覇はならず、無冠となった。