平井 大「つらくて生きていけないと思ったら、会いに来て」、“LOVE&PEACE”な歌声で1万人包み込む
シンガー・ソングライターの平井 大が14日、東京・国立競技場代々木第一体育館で全国ツアー(12月29日まで21都市30公演、8万人動員予定)の東京公演を行った。 平井が音を奏でると、場内一帯が穏やかで温かい空気に包まれた。「Come on!」「All right!」。1万人を前に「今日はね、日ごろのストレス、嫌なこと、憂鬱(ゆううつ)なこと(を忘れて)、心の底からゆっくりと楽しんでいってください」と呼びかけた。 最新曲「僕がずっと欲しかったもの」や代表曲「Stand by me,Stand by you.」、リクエストタイムで歌った「Symphony」など、2時間半で23曲を披露した。観客参加型のライブで、結婚したばかりの新婚夫婦を特別にステージに上げると、2人のためだけに「Anniversary」を熱唱。「Slow&Easy」では父親と来場した女の子を呼び込み、一緒にウクレレを鳴らし、再会を約束した。 中盤のMCでは、大切な人への愛情表現のススメだ。「ワイフと一緒になって10年以上経(た)つんだけど、時が経つと、子どももできて、恥ずかしくなって、『I love you』『愛してるよ』って言えてなかった」。客席に「毎日言っている」という人を見つけると「尊敬します。後悔のないよう、毎日(愛してると)伝えなきゃなと思いました。俺も最近、言えていないので」と自らに言い聞かせるように語った。 この日は終演まで撮影OK。思い思いにLOVE&PEACEの空間を楽しんだ。平井は「自分の人生を1つの映画と思って、楽しく乗り越えていってほしい」とエール。「人生がつらくて生きていけないと思ったら、また僕に会いに来てください。こうやって、みんなと一緒にやっている時間は“人生捨てたもんじゃないな!”って思える。また会いに来てください」と感謝した。 アンコールでは来年、恒例となった自身主催のビーチフェス「THE BEACH TRIP 2025」(日時、会場は後日発表)を行うことを報告。「どこかのビーチでライブをさせてくれるので、みんなで、ビーチで楽しく音楽しましょう!」と呼びかけると、大歓声がこだました。(加茂 伸太郎)
報知新聞社