バイエルン・ミュンヘン、PSG会長に対する侮辱的な横断幕を謝罪
【AFP=時事】サッカードイツ・ブンデスリーガ1部のバイエルン・ミュンヘンは27日、サッカー欧州チャンピオンズリーグで対戦したパリ・サンジェルマンのナセル・アル・ケライフィ会長を標的とした、攻撃的なメッセージを含んだ横断幕が掲げられたことに対して謝罪した。 【写真】PSG戦で決勝点を決めて喜ぶバイエルンの金ミン哉 PSGは26日、バイエルンの本拠地アリアンツ・アレーナに乗り込んだが、一部ホームサポーターが「富豪のアル・ケライフィ」に向けた侮辱的な横断幕を掲げた。 アル・ケライフィ会長の顔に斜線の入った円をつけた横断幕や、「大臣、クラブオーナー、テレビ放映権保有者、欧州サッカー連盟(UEFA)執行委員会メンバー、欧州クラブ協会(ECA)会長が一体となっている」と書かれた二つの横断幕もあった。 試合後には、一部のバイエルンサポーターが、PSG自体を侮辱する歌を歌ったとも報じられている。試合はバイエルンが1-0で勝利した。 バイエルンはウェブサイトで「対戦相手やその代表者がこのような方法と論調で個人的に非難され、不快な思いをされたことを謝罪します」「これらの横断幕がバイエルンによって許可されたものではなく、その立場を反映していないことを明確にしたい」と記した。 アル・ケライフィ氏は2011年、カタール・スポーツ・インベストメンツ(QSI)によるクラブ買収後に会長に就任。QSIはカタール投資庁(QIA)傘下で、この政府系ファンドは数千億ドルの資産を保有している。 また同氏は、フランス・リーグ1やブンデス1部を含む、さまざまな大会の放映権を保持しているBeINメディアグループの会長でもあり、2021年からはECAの会長を務め、現在は2期目に入っている。【翻訳編集】 AFPBB News