【ノア】徳島大会で地元出身ノブ・ハヤシ引退セレモニー 拳王や前田日明氏が花束贈呈
<プロレスリング・ノア:徳島大会>◇29日◇徳島・とくぎんトモニアリーナ(徳島市立体育館) 拳王(39)の地元凱旋(がいせん)大会となるプロレスリング・ノア徳島大会で、拳王と同じ徳島市出身のキック・ボクサー、ノブ・ハヤシ(46、本名=林伸樹)の引退セレモニーがおこなわれ、10カウントゴングが鳴らされた。 ノブは高校卒業後の1998年にオランダに渡り、ドージョー・チャクリキに入門。その後、「逆輸入ファイター」としてK-1で活躍し、99年、04年のK-1ジャパンGPではいずれも準優勝に輝いた。 ノブは00年7月7日の「K-1スピリッツ2000」でアンディ・フグと対戦。左ストレートでKO負けを喫した。フグは同年8月24日に死去したため、ノブがフグのラストマッチの相手となった。 そのノブも09年に白血病が判明。以来、不屈の精神で病と闘い、試合にも出場してきた。13年には蒲田駅で線路に落ちた男性を救助。14年には天田ヒロミと組んで「キングオブコント2014」にも参戦するなど幅広く活躍した。 ノブは24年2月21日、格闘技イベント「CHAKURIKI19」で現役を引退。当日はエキシビションマッチで天田と対戦し、引き分けた。その日も引退セレモニーがおこなわれたが、ノア徳島大会で、あらためて地元ファンの前で感謝の言葉を口にした。 花束贈呈式では、拳王や徳島市の遠藤彰良市長らとともに、UWF設立の際に徳島とゆかりがあるという「格闘王」前田日明氏が登場。ノブも「僕が格闘技をはじめて誰を目指したか。前田日明さんです。これからは後進の指導をしていき、いろんな選手を育て、その選手をまた前田さんに見ていただければと思います」と話して、笑顔を見せていた。