神取忍の腕をつかんだ高橋奈七永

　女子プロレス「マリーゴールド」と〝ミスター女子プロレス〟こと神取忍（59）率いる「LLPW―X」の全面戦争が勃発だ。 　高橋奈七永の呼びかけで13日のマリーゴールド東京・両国国技館大会への参戦が決定した神取は井上貴子、NØRIと組み、高橋＆桜井麻衣＆石川奈青との対戦が決定。1日に都内で行われた会見には、神取らLLPW―X勢も出席した。 　LLPW―Xはマリーゴールドに道場を貸しているが、神取は以前「しっかり掃除をしてから帰ってほしい」と忠告していた。いつも掃除の後始末をさせられていたというNØRIも「マリーゴールドさんは掃除ができていないんです…。しかも今日は数合わせみたいな感じで呼ばれて。汚れた状態のリングで、日ごろのうっぷんがたまっていたんです。当日はそのうっぷんを晴らしたいと思います」と意気込んだ。 　一方の神取は「高橋選手とはレスラー生活で初めて当たります。すごく楽しみしてます。あとの2人は関係者？　付け人？　誰かよくわからないけど。以上です」と桜井と石川は眼中にない様子だった。 　すると高橋は「ちょっと言わせてもらっていいですか？　2人ともレスラーなんですよ。神取さん、もう少し今の女子プロレスを勉強してもらわないと困りますよ」とプッツン。これに対し神取は「だったら私の見えるところまで来い！　誰もがわかる選手になれって言ってんの！」と厳しい口調で応戦だ。 　自称〝女子プロ界の人間国宝〟高橋も負けていない。「神取忍って、いつも怒ってましたよね？　全女対LLPWの対抗戦でもいつも怒ってたのに、今は怒る相手がいないんでしょ？　じゃあ私が怒らせてやる。掃除が何だとか面倒くせえな。こっちが勝ったら道場よこせ！」と無法要求を突きつける。 　これにはNØRIが「は？　何言ってんだよ！　ふざけんじゃねえよ！」と勢いよくつかみかかり乱闘に。見かねた神取が「まあいいじゃん。勝ったら道場でも何でも持ってけよ」と了承した。 　LLPW―X勢は写真撮影を拒否したが、高橋に腕をつかまれ参加を強要された神取は激怒。「行けよ！」とNØRIをマリーゴールド軍に差し向け、両団体は髪の毛をつかみ合う大乱闘となった。会見から不穏な空気が漂う対抗戦に注目が集まる。