【ONE FF】スーパーボンとメインで対戦のナタウット「彼をKOすることは難しいことだとは思っていない」
2024年9月27日(金)タイ・ルンピニースタジアム『ONE Friday Fights 81』のメインイベントにて、スーパーボン(タイとフェザー級(-70kg)ムエタイ3分3Rで対戦する)“スモーキン”ジョー・ナタウット(タイ)がインタビューに答えた。 【写真】パンチを得意とするナタウットのスタイル ナタウットは10歳でムエタイを始め、2013年にはアメリカへ渡って試合を行い、ラスベガスを拠点とする『LION FIGHT』で2階級を制覇。2018年4月にONEに参戦すると、ジョルジオ・ペトロシアン(2敗)、チンギス・アラゾフ、ジャマル・エスポフと強豪に敗れたが、2023年10月にスーパーボンの代打としてタワンチャイと対戦。判定で敗れるも右ストレートと右ローでタワンチャイを苦しめた。2023年12月にルーク・リッシに判定勝ちして連敗を脱出し、2024年6月にタワンチャイとONEフェザー級ムエタイ世界タイトルマッチで再戦。またもタワンチャイを苦しめ、判定2-0で敗れたが観客はタワンチャイにブーイングを浴びせた。 ■この試合ではそんなにヒジや首相撲は出ないんじゃないか ――コンディションはどうですか? 「グッド」 ――試合を目前に控えての心境は? 「いつも通り“無”です」 ――今回のスーパーボン戦をオファーされた時にどう思いましたか? 「特に何とも思わなかった。マッチアップに意味があってオファーされたと思うので、それをただ受けただけだね」 ――スーパーボン選手はキックボクシングの試合を長年やって来たので、ムエタイなら自分の方が有利だと思いますか? 「彼は元々ムエタイをやっていたので、キックボクシングからムエタイに戻って来るというだけで自分の方が有利だと思うことはないよ」 ――ボクシンググローブとオープンフィンガーグローブでの試合の違いは? 「グローブの大きさが違うこと。それとディフェンスに少し影響があるくらいかな」 ――どっちが得意ですか? 「今はみんなOFGでやっているから、それはOFGでしょう」 ――ナタウット選手はボクシングが得意なので、OFGの方が自分の強みが活きると思っていますか? 「仰る通り、僕はパンチが得意なのでOFGの方が有利だと思う」 ――ムエタイならではのヒジ打ち、首相撲でもスーパーボン選手より優っていると思う? 「僕らはどちらも距離をとって戦うスタイルなので、この試合ではそんなにヒジや首相撲は出ないんじゃないかな」「 ――スーパーボン選手は海外でも活躍していて世界でも名が知られていますが、その姿をどう見ていたんですか? 「偉大な選手だと思っているよ」 ――特に警戒している点は? 「試合になってみないと分からないが、何が来てもカウンターを返す。ヒザでも首相撲でもヒジでも、全ての技にカウンターしていくつもりだ」 ――レベルの高いお二人なので、3分3Rという短い時間でKO決着するのは難しいと思うのですが、どうでしょう? 「彼をKOすることは難しいことだとは思っていない。どちらのファイターも熟練のファイターだし、隙がひとつあればそこにつけ込むだけなのでKO決着もあり得ると僕は思っているよ」 ――11月の『ONE 169: Atlanta』でタワンチャイ選手とのタイトルマッチがすでに決定していますよね。その前哨戦としてスーパーボン選手と戦うのはリスクが大きいのでは? 「まず、次の試合のことは全然考えていない。そしてどの試合にもリスクは付き物だ。勝つ可能性もあれば負ける可能性もある。それはスーパーボンが相手だろうと他の誰かだろうと変わらないことだ」 ――“ナタウット”がリングネームですよね? どういう意味でしょうか。 「いや、それは本名なんだよ。激しく戦う姿からだと思うけれど“スモーキン・ジョー”というニックネームが付いて、それがいつの間にかジョー・ナタウットになっただけさ」
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