「消化試合なんてわれわれにはない」 J1福岡の長谷部監督、9日C大阪戦で目指す理想的な勝ち方
J1で9位のアビスパ福岡が9日、大阪市のヨドコウ桜スタジアムでC大阪と対戦する。前節の勝利でJ1残留を決めたが、チームの目標は6位以内。残り3試合で6位東京Vとの勝ち点差は7で、今季限りでの退任を発表している長谷部茂利監督は「消化試合なんてわれわれにはない。まずは全力でやることがマスト」と完全燃焼を誓った。 ■勝利の女神がチャント熱唱【写真】 5年間指揮してきた長谷部監督が言い続けてきた理想の試合展開が「複数得点を取っての無失点勝利」だ。今季11勝で達成したのは、6月2日のアウェー柏戦(2―0)と同16日のホーム鳥栖戦(2―0)。「残り3試合で一度は達成したい」と、6日に公開した練習ではクロスボールからのシュート練習などを繰り返した。 今季5得点の紺野は「いい形で攻撃する回数は増えたので、そこで仕留めきれるか。もうちょっとのところまで来ている」と手応えを口にする。堅守でJ1定着を築いた長谷部アビスパが、攻撃でも進化した姿を見せる。(末継智章)
西日本新聞社