W杯サッカー開幕 盛り上がる「ブラジルの味」飲料
ワールドカップ(W杯)サッカー・ブラジル大会が開幕しました。開催国のブラジルがネイマール選手のゴールなどで逆転勝ちし、開幕戦を飾った一方、前回王者のスペインがまさかの5失点大敗スタートを喫すなど、早くも世間の話題を総ナメにしています。 【図解】ブラジルW杯 日本代表の試合日程と開催地
ガラナ、アサイー、マテ茶に注目
日本代表への期待も高まり注目度急上昇中のW杯。ちまたでは「代表ユニフォームのレプリカや大型テレビの売り上げが好調」といったニュースも目にします。さらにちょっと意外なところでは、ブラジル原産の植物などを使ったドリンクなどが、W杯をきっかけにして人気ブレイクの兆しを見せているようです。 ブラジルアマゾン川流域原産の「ガラナ」エキスを使った『コアップ・ガラナ』(ホッピービバレッジ株式会社)は、6月に入って出荷量が前年比120%と右肩上がり。「営業スタッフの話でも、W杯を契機にして導入してくれる飲食店が増えています」(同社広報担当者)ということです。ガラナのドリンクは、今まで、日本ではなぜか北海道で普及していましたが、今回のW杯をきっかけにして、全国で愛飲される味になるかも知れません。 以前、健康食品として日本でもブームになった「アサイー」のドリンクなどを発売している株式会社フルッタフルッタでも「W杯が近付くにつれて問い合わせなどが急増しています。弊社では原料としてのアサイーも販売しているので、食品メーカーなどからの引き合いが増えていますね」(同社広報担当者)とのこと。アサイーブーム再燃の気配が感じられます。 さらに、ブラジルなど南米の国々では最もポピュラーな飲み物であるマテ茶を使った『太陽のマテ茶』(日本コカ・コーラ株式会社)は「FIFAワールドカップ公式健康茶」に認定されています。6月14日からはキング・三浦知良選手を起用したCMを放送開始。「太陽のマテ茶はどんな料理にも合う味でご好評をいただいています」(同社PR担当者)と、W杯でのさらなる人気ブレイクへの期待感が高まっています。