大阪万博 静岡県ブースで食と自然の魅力PR 来年6月6~8日出展
鈴木康友知事は11日の定例記者会見で、2025年大阪・関西万博への静岡県ブースの出展概要を発表した。日本一豊かな食材、食文化とその背景にある自然の魅力を伝える「ジオキッチン静岡」をコンセプトとして、6月6~8日の3日間、ブースを開設する。鈴木知事は「静岡の食を存分にアピールする。オール静岡でブース作りを目指す」と述べ、市町にも参加を呼びかける方針を示した。 県によると、半数以上の都道府県が自治体参加催事などで出展を予定する。 本県ブースの開設場所は、「ギャラリーWest」(計約600平方メートル)。周辺には、同万博の目玉の一つとなる実証事業「空飛ぶクルマ」の発着場が設置される見通し。 ブースは、屋内と雨よけのある半屋外の会場を五つのゾーンに分けて、自然や食の魅力の映像鑑賞、茶とワサビの風土を巡る空中散歩のVR体験、茶とワサビを使用したお茶漬け提供による食体験などの多彩なコンテンツを提供する計画。関西圏の在住者や国外からの来訪者を主な対象に定め、3日間の目標来場者数は計9千人と設定して県産食材の販売拡大や観光誘客につなげる。 県は24年度当初予算に25年度まで2カ年の債務負担行為として、企画運営費など計5390万円を設定している。準備・撤収期間も含めた計5日間の会場使用料は75万円。
静岡新聞社