能登半島地震からの早期復興願う 富山県氷見市上日寺、縁起だるま清める
国天然記念物の大イチョウで知られる富山県氷見市朝日本町の上日寺で、初詣に向けた「縁起だるま」のお清めが進められている。 だるまの産地、群馬県高崎市から高さ10~70センチの15種類計2千個を取り寄せ、今月上旬から本堂に並べてお清めを始めた。柳原龍成住職が散杖(さんじょう)と呼ばれる棒の先に付けた水を振りまく「洒水加持(しゃすいかじ)」の作法で清め、参拝者の願い事の成就や幸せ、能登半島地震からの早期復興を願った。28日ごろまで行う。 同寺では地震の影響で本堂や地蔵堂の壁が崩れ、瓦がずれるなどの被害があった。柳原住職は「今年は我慢の年だったが、来年は力強い芽吹きを見せるような明るい年になるようにと祈願している」と話した。 31日夜から1月2日まで境内に特設授与所を設ける。1個1500~6万8千円。