工藤会・野村悟被告(77)らに福岡高裁が賠償を増額 遺族に3850万円支払い命じる 建設会社会長・射殺事件
RKB毎日放送
13年前、福岡県北九州市で建設会社の会長が射殺された事件で、遺族が特定危険指定暴力団・工藤会のトップらに損害賠償を求めていた裁判の控訴審。 【写真で見る】福岡高裁が賠償を増額 福岡高裁は工藤会トップらの控訴を棄却したうえで、1審より550万円多い3850万円の損害賠償を命じました。 ■13年前、建設会社会長が自宅前で射殺 建設会社の会長だった男性(当時72)は13年前、北九州市小倉北区の自宅前で射殺されました。 ■遺族が損害賠償求め提訴 男性の遺族は、特定危険指定暴力団・工藤会のトップ、野村悟被告(77)とナンバー2の田上不美夫被告(68)を相手取り、7200万円の損害賠償を求めていました。 今年2月3300万円の支払いを命じた1審の福岡地裁判決を不服として、野村被告らが控訴していました。 9日、福岡高裁の松田典浩裁判長は「極めて危険性が高く残忍な犯行態様」などとして控訴を棄却したうえ、1審よりも550万円多い3850万円の支払いを命じました。
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