ニューカッスル、選手代理人への手数料の滞納が発覚か…期限は9月も現在まで説明無し?
ニューカッスルは、選手の代理人に対する手数料の支払いが遅れているようだ。 2021年にPIF(サウジアラビア公的投資基金)が主導するコンソーシアムに買収されたニューカッスル。以降、アレクサンデル・イサクやアンソニー・ゴードン、サンドロ・トナーリら大型補強を次々に成功させ、2022-23シーズンには21年ぶりのチャンピオンズリーグ復帰も実現させた。 しかし、現在は金銭面での問題を抱えている模様。『The Athletic』によると、所属する複数の選手代理人は9月までに手数料の分割払いを受け取る予定だったが、現在も支払いを待っている状況であることが発覚したという。また代理人たちは、何が起きているのか、いつ解決するかなど、クラブから具体的な説明をもらっていないようだ。 『The Athletic』は、今回の問題はオーナーシップレベルでの財務処理の問題であると指摘。通常の給与には影響がないとも伝えた。一方で、「代理人への支払いが遅れることは業界でもよくあるが、ニューカッスルのケースは異常なまでに長い。特にこれが標準的な契約上の義務であることを考えると、なおさらだ」と分析している。 一方、肖像権の一部で報酬を得ているビッグネームも支払いの遅延を経験している模様。この件に関してクラブ側は、すでに入金が済んでいるか、もしくは送金中であると説明したようだ。また、コミニケションをより円滑に取るべきだったとも認めたという。 関係者の間では、今回の問題はニューカッスルで経験したことがないような問題であり、特にオーナーが巨額の富を築いていることを考慮すると、内部で混乱が広がっているようだ。 現在ニューカッスルは、PSR(プレミアリーグの収益性と持続可能性に関する規則)の遵守を目指すことで補強活動でも深刻な影響を受けており、また当初予定していた新たな練習場や新スタジアム計画についても具体的な進展がない状況が続いている。今後の動向に注目だ。