第93回選抜高校野球 宮崎商、出場決定から一夜 気持ち新た、練習に汗 /宮崎
第93回選抜高校野球大会への出場決定から一夜明けた30日、喜びをかみしめた宮崎商(宮崎市)の球児たちは、気持ちを新たに練習に汗を流した。 中村碧人主将によると、選手たちは昨夜は練習後「出場決定がゴールじゃない」と全員で気を引き締め合った。練習前、甲子園に向け新調するユニホームを採寸し、笑顔を見せたが、グラウンドに繰り出すと真剣な表情でノックやバッティングに取り組んだ。橋口光朗監督が「今日からまたスタート。細かいことに全員で執着できるかで勝負が分かれる」と語りかけるとさらに表情を引き締め、午後の紅白戦で攻守の動きを確かめた。 発表翌日とあって、学校横の大淀川堤防では遠目にチームを見ながら祝福する地域住民の姿もみられた。堤防の散歩道からチームを見守ってきた男性(73)は「うれしくて朝から見に来た。みんな真面目に練習してきた子たちで孫みたい。けががないよう願い応援したい」と話した。【塩月由香】