メダルを獲得した赤間凛音選手(左)、西矢椛選手(右)

◇Xゲームズ スケートボード女子ストリート決勝(現地22日、アメリカ・カリフォルニア) 【画像】スケートボードと2ショットの西矢椛選手 4年ぶりに観客を入れて開催されている本場アメリカのXゲームズ・カリフォルニア大会。ビーチ沿いの特設パークには2万人を超える多くのファンが詰めかけ盛り上がりを見せています。 世界のトップ選手のみが招待されるXゲームズ。2日目に行われた女子スケートボードストリート決勝には、西矢椛選手、赤間凛音選手、前田日菜選手が出場しました。 45秒のランを3本滑り、そのベストランの点数で競う決勝。 1本目を終え予選1位通過の西矢選手が安定感抜群の滑りでトップに立つも、2本目に赤間選手が逆転し、日本勢に優勝の期待がかかる展開となりました。しかし、3本目にオーストリアの13歳クロエ・コベル選手が唯一の90点をたたき出し逆転優勝。赤間選手は87.66点で銀メダル、西矢選手は86.66点で銅メダル、前田選手はメダルを逃したものの78.66点で4位につけました。 再逆転とならなかった西矢選手は「3本目決めなければいけないところでのミスが悔しかった。ただ、自分が成功した技でお客さんが盛り上がってくれたのが嬉しい。パリ五輪までに色々な技を増やしたい」と悔しさをのぞかせながらも約1年後にせまった五輪での連覇に向け抱負を語りました。 一方、パリ五輪出場の期待がかかるニューヒロイン14歳の赤間選手は「海外初のXゲームズ、メダルが目標だったので嬉しい。五輪予選は真剣だけど、Xゲームズはお客さんが盛り上げてくれるので、自分としてもモチベーションが上がって嬉しかった。パリまでの1年、ポイントを稼いで五輪に出られるようにしたい。日本人は全員が上手すぎてやばいので、みんなに負けないように練習していきたい。」と語り、さらなる成長を目指します。