「腸内環境を整えたい!」管理栄養士の私がスーパーで必ず買う〈発酵食品〉3選
みなさんには、日常生活で「絶対にストックしておきたい」と思う食材はありますか?野菜、果物、調味料など、さまざまなジャンルの食材がありますが、今回取り上げるテーマは「発酵食品」です。本記事では、管理栄養士として筆者がスーパーで日常的に買う発酵食品を3つ紹介します。管理栄養士のリアルな買い物事情をチェックしてみてくださいね。 【写真】管理栄養士の私がスーパーで必ず買う〈発酵食品〉3選 ■管理栄養士の私が発酵食品を積極的に選ぶ理由 便秘はお腹の張りだけでなく、イライラや肌荒れなどの問題を引き起こすことがあります。私自身もそのような経験から「日ごろから腸内環境を整えることが大切だ」と考えるようになりました。 食物繊維を摂ることで便通を整えると同時に、乳酸菌やビフィズス菌などの善玉菌を意識して食事に取り入れたいと思うように。そこで積極的に購入するようになったのが「発酵食品」です。 発酵食品には多くの種類がありますが、私が商品を選ぶ際に重視しているポイントは以下の3つです。 ①好みの味かどうか ②購入し続けやすい価格帯かどうか ③手間なく簡単に食卓に出せるかどうか これらのポイントを踏まえながら、発酵食品を選んで冷蔵庫にストックするようにしています。 ■管理栄養士の私がスーパーで必ず買う発酵食品3選 ここから、「管理栄養士の私がスーパーで必ず買う発酵食品」を3つ紹介します。 ■■①納豆 私がスーパーで必ず買う発酵食品の1つ目は、「納豆」です。 納豆は、大豆を納豆菌で発酵させた食品で、納豆菌や、食物繊維、オリゴ糖などが含まれます。これらは善玉菌のエサとなり、腸内で善玉菌が増えることで、腸内環境が整います。 食べ方としては、シンプルな納豆ご飯が定番ですが、ネギトロやとろろ、おくらと組み合わせて丼にして食べることも。また、サラダやパスタのトッピングにすると、ひと味ちがった味わいを楽しめ、飽きがきません。 ■■②ヨーグルト 私がスーパーで必ず買う発酵食品の2つ目は、「ヨーグルト」です。 ヨーグルトは、牛乳などの原料を乳酸菌や酵母で発酵させた食品で、乳酸菌を効率よく摂れます。ヨーグルトに多く含まれている乳酸菌には、腸内で悪玉菌が増えるのを防ぎ、腸内菌のバランスを整えてくれる効果があります。 また、ヨーグルトの中には乳酸菌だけでなく、同じ善玉菌の「ビフィズス菌」が含まれている商品も。ビフィズス菌とは、人の大腸にすみついている善玉菌のひとつです。年齢とともに減少する傾向があるため、積極的に摂取するのがおすすめです。 「ビフィズス菌入り」のヨーグルトを選ぶと、乳酸菌だけでなくビフィズス菌のはたらきも加わり、より効果的な整腸作用が期待できます。実際に私もよく購入し、毎朝食べるようにしています。 ■■③キムチ 私がスーパーで必ず買う発酵食品の3つ目は、「キムチ」です。キムチは、野菜などを乳酸菌で発酵させた韓国の伝統的な発酵食品です。ヨーグルトと同じく、乳酸菌による腸内環境の改善効果が期待できます。 韓国料理が好きな私にとって、キムチは食卓に取り入れやすい発酵食品のひとつです。食事のアクセントとしても重宝します。しかし塩分が多い食品でもあるため、食べるときは小皿に取り分け、適量を守るように気をつけています。 ■まとめ 今回は、私がスーパーでよく購入している発酵食品として、納豆、ヨーグルト、キムチの3つを紹介しました。どれも簡単に食べられるため、継続して食事に取り入れやすい発酵食品です。私のように「腸内環境を整えたい」「健康な腸内環境を維持したい」とお考えの方は、ぜひ日々の買い物の参考にしてみてくださいね。 【参考文献】 ・厚生労働省 e-ヘルスネット,腸内細菌と健康 ライター/藤倉詩織(管理栄養士)
藤倉詩織