松井愛莉&加藤史帆&小笠原海、ドラマを通して“自分らしさとは”を発信「心がワクワクする方に踏み出せたらすてき」
俳優の松井愛莉、加藤史帆(日向坂46)、小笠原海(超特急)が、テレ東ドラマ25『これから配信はじめます』(8日スタート、深夜0:52)合同取材会に参加した。今作はオムニバス形式となり、それぞれがライブ配信を通して自分らしさを見つめていく主人公を演じ、それぞれ主演回以外にも出演する。 【動画】特別ティザー映像を解禁 略して「配はじ」は、“ライブ配信”を題材に、配信に集うライバーとリスナーを双方向から描いたオリジナルドラマ。現代に足りていないフレンドリーなつながりを描きながら、受け身の自分から積極的に行動する自分へ、一歩進もうと思える内容となる。 松井が演じるのは第1話の主人公・桂木美緒。市役所で働く社会人1年目で本当の気持ちをなかなか言い出せない女性。を繊細に演じる。加藤が演じるのは第2話の主人公・大人気ライバーのかすみで二面性のあるキャラクターにチャレンジ。さらに、小笠原が演じる第3話の主人公・木之本光は普段はアパレル会社に務めるサラリーマンながら、ライブ配信ではメイク系ライバー・キラとして人気を集めている、という役柄になる。 ■三者三様の“ライバー”役に挑戦 自身との共通点も「好きなものへの情熱」 ――まず、ドラマの見どころと自身の役柄の紹介をお願いします。 松井:今、人とのつながりが少なくなっているなかで、ライブ配信を通して人とつながっていく姿を描き、4話通して見たあとに、背中を押してもらえるような優しい気持ちになれる作品です。ありのままの自分を少しでも好きになってもらえたら、と思います。美緒は、言いたいことを言うのが苦手な女の子。そんな彼女がライブ配信を通して一皮むける。自分の気持ちに素直になって、悩みを打ち明ける。最後に言いたいことが言えて成長できる役です。秘密を打ち明けるときのドキドキ感がみなさんにも伝わったらうれしいです。 加藤:ライブ配信を題材とした現代的なドラマ。人それぞれの人生があることを思わせられ、勇気の出るドラマです。私が演じたかすみはある過去を抱えていて、その中身は秘密ですが脱力系ライバーなので、なぜそうなったか、など人間味のあるすてきな役を演じさせていただけて光栄です。かすみは、頑張れと言いたくなるようなキャラクターなので、ぜひ応援していただけたらと思います。 小笠原:配信というスマホを通して画面の中で行われることが現実に影響を与え、リアルと配信の行き来がすごく面白い作品。実際に、ライブ配信の画面の撮影もしたのですが、スマホ画面で撮ったり…今までにない不思議な撮影方法で新鮮で楽しかったです。それがどう編集されてオンエアされるのか楽しみです。僕が演じるキラこと光くんは、普段は冴えないサラリーマン。前髪も重くてメガネもかけている、“もさい”男の子なんですけど、メイクが好きで、かすみと出会うことで変身していく。キラとなって、匠に影響を与える側になっていく。立場の移り変わりもみられるかな。普段の光くんと変身したキラはまったく違うのでそこを楽しみにしていただけたら、と思います。 ――ご自身が演じたキャラクターに共感できる部分はありますか。 松井:私は昔から自分の想いを伝えるのが苦手。結構、殻にこもりがちなので、美緒の気持ちはわかります。言いたいことが言えない苦しさやもどかしさは共感できました。 加藤:かすみは脱力系ライバーで、私も「脱力系だね」と言ってもらえることが多いので共通点を感じました。かすみは脱力系なんですけど、二面性もある。私は、本当の自分とアイドルしているときの自分のギャップを感じることがあるので、そこはかすみと重なる部分かなと思います。 小笠原:光は、普段は結構気が弱いけど、芯が強く、自分の好きなものにまっすぐ。ライブ配信のなかでメイクについて聞かれるとめちゃくちゃ早口で返して、いわゆるコスメオタク、美についてのオタクなんです。僕も好きなものは追求して語れるようになるまで好きとは言わない、全力で突き詰めるタイプなので、好きなものへの情熱は似ている部分があるなと思います。 ――その役を演じる上でなにか意識されましたか。 松井:とにかくナチュラルに演じようと思いました。父親や親友とのシーンが多いのですが、日常なのでなるべくナチュラルに、大げさにならないように。素の自分に近いのもあったので、気負いすぎずにリラックスした状態で演じました。 加藤:まだ撮影が少ししかできていないのですが、脱力系のときと、そうじゃないときのギャップを出せるように頑張りたいです。 小笠原:キラのときは完全に変身して“美のカリスマ”として振り切って演じたんですけど、普段の光くんのときはただ弱々しいだけでなく、どこか自分の信じるものにまっすぐで、相棒の匠くんが、すごく今の若者っぽいタイプですが、そこに流されるわけでもなく自分の意見を持っていることが大事。ただただ、頼りない人物にならないように意識しました。 ――物語のなかで特に、注目してほしいシーンはありますか。 松井:私は、想いを打ち明けるシーン。今まで秘めてきたことを言うのはすごく勇気がいるし、いろいろな想いを背負って告白するシーンは注目してほしいです。 加藤:これから撮影するのですが、普段あまり言わない口調のセリフがあるのでそれを言うのがドキドキ・ワクワクです。どんな自分が現れるのか。新しい自分を開拓できそうで楽しみです。 小笠原:キラが美のカリスマとして、メイクもウィッグもめちゃくちゃ変えているんです。ウィッグも8つくらい用意してくださり、印象を変えて撮影をしました。一体、何人いるんだってくらい。普段の光くんも含めてまったく違うので、その変化を楽しんでいただければ。