松井愛莉&加藤史帆&小笠原海、ドラマを通して“自分らしさとは”を発信「心がワクワクする方に踏み出せたらすてき」
■加藤史帆、ファンとの関係は“頑張ろう”のサイクル「その時、一生懸命に生きていたら応援していただけるのかな」
――元々ライブ配信にどんな印象を抱いていましたか。 松井: 1人でしゃべらなきゃいけないからそれがすごく苦手で配信をしたことがなくて…。尊敬します。作品に入るにあたってライブ配信を見たときに、歌ってらっしゃる方だったり、視聴者さんからのリクエストに即興で答えたり…すごいなと憧れます。 加藤:私は日向坂46として、個人やグループでも配信することがあるので、ライブ配信というワードに抵抗感がなく、ライブ配信がテーマなんだ、とスッと入ってきました。撮影方法を今から楽しみにしています。 小笠原:僕も配信に対しては近い距離で捉えています。実際に、会わなくてもコミュニケーションがとれるすてきなツールだと思っていました。今回劇中で使用しているPocochaは以前から知ってはいましたが、このお話をいただいてから初めて見てみて、自分が想像するよりも距離が近いと感じました。他のプラットフォームよりも近い気がして、これは多くの人がどっぷりハマる理由がわかりました。配信に入ると絶対に名前を呼んでくれるんです。僕だいたい匿名のSNSは「おかか」で登録しているんですけど(笑)Pocochaのライバーさんに「おかかさん、はじめまして」と絶対に呼んでもらえる。そんなプラットフォームも初めてで!名前を呼んでもらえてうれしかったです。 松井:なんかなんかドキッとしますよね。「認識された!」って。こっちがドキドキしちゃいます。 ――もしご自身がライブ配信をされるなら、どんなライブ配信をしてみたいでしょうか。 松井:みなさんが許してくれるなら…ですが、私は日常生活があまりキラキラしていないので(笑)“ザ・素の自分”を配信してみたいです。お見せできる感じではないんですけど…。 小笠原:そんなに言うなら逆にみたいですよ! 加藤:私は、寝ることが好きで小さい頃からずっと寝ていたらしい。寝てるか奇行するか。 松井・小笠原:奇行!? 加藤:そうなんです。池に落ちていたり…(笑)。逆さまになったり、アイスを顔に塗ってたりとか…珍エピソードか寝ているかどっちかの幼少期で。今も寝ることが好きなのですが、かなり寝相が悪くて、自分でもどんな寝相をしているのか気になるので、睡眠配信をしてみたい。一緒に寝ようよ、みたいな添い寝配信がしたいです。 小笠原:強いな~(笑)普段からSNSで配信する方なんですけど、コミュニケーションとして配信している。自分がなにかをしているところ、メイクや料理などを発信できたら面白いのかな…。そうですね…、じゃあ、池に落ちるところを配信します!それです! ――みなさんにも画面越しに応援するファンの方がいらっしゃいますが、その方々に向けて心がけていることはありますか。 松井:私はあまり応援してくださる方と直接会う機会が少ないので、会えた時にどれだけ自分らしくいれるか。着飾らず、素の自分をみていただきたい。なるべくナチュラルにいることですね。 加藤:日向坂46でライブをしているときに、自分の名前の入った推しメンタオルを持っている方がいると、推してもらえるんだな、という実感がわいて、なるべく指を差したり目を合わせたりしています。自分なりに、その時、一生懸命に生きていたら応援していただけるのかな、と。一生懸命に生きています。一生懸命頑張っていたら、ファンの方も頑張ろうと思ってもらえるのかな。“頑張ろう”のサイクルみたいな感じで考えています。 小笠原:どういう表現であれ、楽しい曲、かっこいい曲…どんな時も、ステージに立つことを楽しむことが大事。お客さん含め誰よりも自分が楽しんでやろうという気持ちで臨んでいます。 ――ファンの方を覚えよう、という意識はある? 小笠原:記憶力がめちゃくちゃ良いんです。なので、マジで目が合っていますし、ちゃんと見ています。ライブ後日に、オンラインでお話する機会があると『あのへんいたよね』と結構いえるタイプ。自然と身についたものかな。 ――“自分らしさ”とは、を問うようなドラマでもありますが今作を通してお三方が伝えたいことはありますか。 松井:みんなが一歩踏み出したり、そのままの自分を出してみるきっかけにライブ配信があったりする。みなさんも一歩踏み出すことは勇気がいると思いますが、ドラマを見てちょっとでも背中を押され、今のそのままの自分を、ちょっとでも好きになるきっかけになってもらえたらうれしいです。 加藤:ずっと自分らしくできる人ってなかなかいない。私も『“自分らしさ”ってなんだろう?』と定期的に思う。悩んでいる人に寄り添えるドラマだと思いますし、このドラマが一歩踏み出すきっかけになったらうれしいです。 小笠原;二人のおっしゃったこと一言一句そのまま(笑)。自分らしさってなんだろうと、考えているときが1番自分らしくない。なにも考えず友達と話をしたり、好きなことに向き合う時には「自分らしさ」は考えていないと思う。そういうときのほうが自分らしい。自分の願望とか、抱えているものとか、それを話して嫌な想いになることはあまりいないと思うし、むしろ出してくれたほうがその人を深く知ることができると思う。なにか、恐れずに自分の感情の赴くままに心がワクワクする方に踏み出せたらすてきなんじゃないかなと思ってます。このドラマを通して少しでも共感していただけたらうれしいです。