史上最高額は誰だ!? 日本人、歴代移籍金ランキング18位。ポテンシャルはワールドクラス! GK唯一のランクイン
欧州各国リーグは、2024/25シーズンに向けた準備を始めている時期で、今夏も様々な移籍市場の動きがある。今回は、歴代の日本人選手の中で、その移籍金が高額だった選手をランキング形式で順位ごとに紹介する。※移籍金や市場価値、スタッツは『Transfermarkt』を参照。順位が並んだ場合は同サイトの表示順位に準拠。
18位:鈴木彩艶(すずき・ざいおん) 生年月日:2002年8月21日 移籍先:シント=トロイデン(ベルギー)→パルマ(イタリア) 移籍日:2024年7月15日 移籍金:750万ユーロ(約12億円) 鈴木彩艶は、この夏の移籍市場でベルギーのシント=トロイデンからイタリアのパルマに加入することが決まった。日本人選手として歴代18位となる移籍金750万ユーロ(約12億円)で、GKとしてはトップ20に唯一ランクインした。 浦和レッズの育成組織で育った鈴木は、各世代別のサッカー日本代表を経験してきた有望株で、2022年には19歳でA代表デビューを果たしている。しかし、浦和ではベテランGK西川周作の牙城を崩せず、なかなか経験を積めずにいた。 それでも鈴木の能力についての評判はヨーロッパに届き、2023年にはマンチェスター・ユナイテッドからの関心も話題になった。その中で鈴木はシント=トロイデンへの移籍を選び、ベルギー1部リーグでシーズンを通してレギュラーを務めて評価を高めた。シント=トロイデンにとっては、400万ユーロ(約6.4億円)で獲得した選手が1年で750万ユーロになったことで、投資が大きな成果を上げた形となった。 かつて中田英寿が在籍したパルマは、2023/24シーズンのセリエB(イタリア2部)で優勝し、4年ぶりのセリエA復帰となる。鈴木は、そのチームの新守護神として期待されている。イタリアの伝説的GKジャンルイジ・ブッフォンを輩出したクラブでもあり、期待は高まるばかりだ。 パルマのスポーツディレクターであるマウロ・ペデルツォーリ氏は、「鈴木の周囲には多くの関心があったため、複雑で長い交渉になったが、最終的には彼と我々の意思により、取引をまとめることができた。このポジションのこの年代の選手として最高峰のポテンシャルを持った選手であり、日本とベルギーですでに経験も積んできた選手だ」と紹介していた。
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