台湾鉄道、新たな運賃割引導入 来月1日から 乗れば乗るほど還元率高く
(台北中央社)台湾鉄路(台鉄)は17日、新たな運賃割引制度を来月1日から導入すると発表した。ICカードでの乗車を対象とし、乗車回数に応じて最大で乗車金額の2割を還元する。同時に、30日と60日の2種類の電子定期券も導入する。 台鉄によれば、毎月の乗車回数に応じてランクを3段階に分け、ランクごとに還元率を設定。翌月以降の最初の乗車時に、還元金がICカードに自動的にチャージ(入金)される。乗車回数11~20回の場合は乗車金額の10%、21~40回は15%、41回以上は20%が還元される。 新制度の導入に伴い、ICカード利用での乗客を対象に一律で運賃を1割引としてきた現行の制度は来月19日で終了する。 30日と60日の電子定期券は、購入者に無料配布する「熟客カード」またはイージーカード(悠遊卡)、iPass(一卡通)、icash(愛金卡)のいずれか1枚のICカードにひも付ける形で利用する。30日券の場合、通常運賃の約40%引き、60日券は約44%引きで利用できる計算となる。区間車(各駅停車)や莒光号(急行)だけでなく、特急列車の自強号(全車座席指定制の列車を除く)にも乗車できる。 (余暁涵/編集:名切千絵)