昨年女王ルバキナ 棄権を表明、2大会連続で胃腸に問題「非常に残念」<女子テニス>
BNPパリバ・オープン
女子テニスのBNPパリバ・オープン(アメリカ/インディアンウェルズ、ハード、WTA1000)は8日、公式X(旧ツイッター)を更新し、昨年女王で第4シードとして出場する予定だったE・ルバキナ(カザフスタン)が欠場すると発表した。 【大坂 なおみ、シフィオンテクらBNPパリバOP組合せ】 世界ランク4位で24歳のルバキナは今季開幕戦となった1月のブリスベン国際(オーストラリア/ブリスベン、ハード、WTA500)でツアー6度目の優勝。しかし、続くアデレード国際(オーストラリア/アデレード、ハード、WTA500)で準々決勝敗退となると昨年準優勝を飾った全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム)では2回戦敗退となった。 それでも先月のムバダラ・アブダビ・オープン(アラブ首長国連邦/アブダビ、ハード、WTA500)を制し今季2勝目を飾ると続くカタール・トータルエナジー・オープン(カタール/ドーハ、ハード、WTA1000)でも決勝進出。第1シードのI・シフィオンテク(ポーランド)に敗れたものの準優勝を飾った。 その後のドバイ・デューティ・フリー・テニス選手権(アラブ首長国連邦/ドバイ、 ハード、WTA1000)ではベスト8に駒を進めるも準々決勝を前に棄権。過密日程も影響し胃腸の不良により試合を行えないことを明かしていた。 それから約2週間を休養にあててBNPパリバ・オープンに照準を合わせていたルバキナ。昨年は準決勝でシフィオンテク、決勝でA・サバレンカを下し優勝を飾っており、ポイント防衛が懸かる大会となっていた。 しかし、初戦となる2回戦を前にルバキナは棄権を表明し「非常に残念だけど、胃腸の問題により、今年のインディアンウェルズに出場できなくなった」とコメント。 続けて「私の親しい人たちは、この大会が私にとってどれほど大切なものであるか、どれほどこの大会に戻ってきてタイトルを守りたかったかを知っている。応援に駆けつけてくれたファンのみんなに感謝したい。今年、私のプレーを見せる機会がないのは残念。今は休んで回復して、再びファンのために全力でプレーし、競い合えるようにするつもり」と語った。 なお、ルバキナの代わりに世界ランク88位のK・デイ(アメリカ)がラッキールーザーとして出場。8日に行われた2回戦では同84位のN・ポドロスカ(アルゼンチン)と対戦するも6-7 (3-7), 4-6のストレートで敗れている。
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