「昭和のキックボクシング復活を」。日本格闘技キック連盟理事長の中川二郎さん/大阪
親睦会には100人規模の関係者やファンが集結
今年6月の「SUPER KICK S-1~中川二郎選手生活45周年記念大会~」(東成区民センター)でメインのタイトルマッチで勝利を飾った池野栄司選手(RKSヘビー級チャンピオン、神戸キック)は、こう話す。 「日本の国が今、草食男子をつくっている。落ちこぼれはダメという風潮もある。でも、僕らのようにそこでしか自分を発揮できない人もいる。落ちこぼれは落ちこぼれで何かあるんです。僕の家庭は普通でした。ただ勉強ができなかった。アホやった。でも、空手とキックボクシングに出合って、俺が生きる世界を見つけたって感じです。もちろん周りの人のお蔭もある」 7日には大阪のミナミの会場で親睦会を開いた。100人規模の関係者やファンが集まったが、そこで中川さんは子供らにもキックボクシングの手ほどきをして魅力をアピール。そして最後に「キックボクシングの素晴らしさを伝え、プロを目指す選手の育成とともに、最強の格闘技『昭和のキック復活』をスローガンにしてこれからも活動を続けていきたい。これに賭けている。若い人たちにもぜひ見て欲しいです」と話した。 次回の「SUPER KICK S-1」の試合は、10月26日に「東成区民センター」(大阪市東成区)で行われる。問い合わせは、日本格闘技キック連盟(06・6357・1084)まで。 (文責/フリーライター・北代靖典)