【MLB】パドレス・ダルビッシュ有が制限リストから故障者リストに復帰 戦列復帰に向けて調整進める
日本時間8月24日、パドレスは制限リストに登録されていたダルビッシュ有が15日間の故障者リストに戻ったことを発表した。非公開の「家庭の事情」で7月上旬に制限リスト入りしたダルビッシュだが、約1ヶ月半ぶりにチームに合流し、今後は戦列復帰に向けた調整を進めていくことになる。現在ナ・リーグのワイルドカード争いで2位につけているパドレスにとって、ダルビッシュが復帰に向けて一歩前進したことは朗報。さらにチームを勢いづけることになるはずだ。なお、ダルビッシュが制限リストを外れたことに伴い、マシュー・バッテンがDFAとなっている。 現在38歳のダルビッシュは今季11試合に先発して56回1/3を投げ、4勝3敗、防御率3.20、53奪三振、WHIP1.07を記録。日本時間5月20日のブレーブス戦では7回2安打無失点の好投で今季4勝目を挙げ、野茂英雄、黒田博樹に次いで3人目となる日米通算200勝を達成した。 しかし、4月中旬に首の張りで故障者リスト入りしたのに続き、5月末には左股関節を痛めて再び故障者リスト入り。6月中旬にマイナーでのリハビリ登板を開始し、戦列復帰目前となっていたが、右ひじの不調により復帰登板が延期となり、7月上旬には「家庭の事情」で制限リストに登録されていた。 今季のパドレスはジョー・マスグローブとダルビッシュの先発2本柱を長期にわたって欠くなかでの戦いを強いられたものの、新戦力のディラン・シースやマイケル・キングの活躍もあり、先発ローテーションの崩壊を免れている。すでにマスグローブは戦列復帰を果たし、7月末のトレード・デッドラインでは実績十分のマーティン・ペレスも獲得しているが、ナックルボーラーのマット・ウォルドロンが完全に息切れしてマイナー降格となっており、先発の頭数は十分とは言えない状況。戦列復帰に向けた調整を進めていくことになるダルビッシュには1日でも早い復帰が望まれる。