【新紙幣】プラスチック製の国も増える中で「紙」のままなのは『日本が〇〇大国』だから?偽造防止技術はパワーアップ!「タンス預金が掘り起こされ景気上昇」「キャッシュレスが進む」説も
20年ぶりの新紙幣の発行がいよいよ1か月後となりました。新紙幣に使われているスゴい技術とは?多大な費用がかかるのになぜ新しくするの?新紙幣でキャッシュレス決済が広がるという見方も。さらに景気を上向かせる効果も期待できるかもしれない?そんな新紙幣にまつわる情報をまとめました。 【写真で見る】今までと何が違う?新紙幣に詰まった技術の数々…紙幣では世界初の技術も
今回、20年ぶりに紙幣が新しくなり、1000円札が北里柴三郎、5000円札が津田梅子、そして1万円札が渋沢栄一になります。1万円のことを「諭吉さんが2人」と話すこともありますが、今後は「栄一さんが今月は飛ぶように出ていった」なんて言うこともあるのでしょうか。 そんな紙幣、昔は伊藤博文など政治家が使われたこともありますが、2004年からは文化人にしようということで、今回も文化人が選ばれています。顔が全て右側に印刷してあるのは、真ん中に印刷すると半分に折ったときに顔が潰れてしまうとか、彫刻家が右利きだから右の方が描きやすかったのではないか、などと様々な説があります。
お店などの負担大…それでも新しくするのは偽造防止のため!
新紙幣が導入されると大変なのがシステム改修にかかるコストです。逆に言うと経済効果とも言えるかもしれませんが、1.6兆円かかるという試算が出ています(野村総合研究所 エグゼクティブ・エコノミスト木内登英氏より)。 全国100店舗でカプセルトイを扱う「ガチャガチャの森」では100円硬貨を多く使うので、両替機を設置していて、この両替機を替えていかなくてはいけないそうです。1台買う場合は120万円ですが両替機の数は150台。ソフトウェアのアップデートで済むような機種でも1台9万円、ユニットごと交換する場合は1台30万円かかるため、全国の店舗の総額は1500万円もかかるということです。さらにユニット交換の場合は、自分たちで外してメーカーに送り、改造してもらって送り返してもらうため、その間の代替機を自ら用意しなくてはいけません。さらに両替機は重さが300kgあるため、普通の車では運べず、専用の輸送を依頼しなくてはいけないことも含めると、相当なコストがかかります。