台湾総統、就任後初の外遊時にハワイ経由も 数週間内に=関係筋
Michael Martina Trevor Hunnicutt Yimou Lee Ben Blanchard [ワシントン/台北 15日 ロイター] - 台湾の頼清徳総統が今後数週間以内に太平洋の外交関係を持つ国を訪問する際、米ハワイへの立ち寄りを計画していることが分かった。米領グアムに寄る可能性もあるという。複数の関係筋がロイターに明らかにした。 頼氏は5月の就任以来、外遊を行っていない。ハワイもグアムも主要な米軍基地がある。 台湾と外交関係のある12カ国のうち、太平洋にあるのはマーシャル諸島、ツバル、パラオの3カ国。ロイターは頼氏がどの国を訪問するのか、その日程については把握できなかった。 台湾総統府は「現在のところ海外訪問の予定はない」としつつ、もし予定があれば適切な時期に発表するとコメントした。 米国務省報道官は「台湾高官の渡航計画については台湾当局に尋ねてほしい」と述べ、それ以上のコメントはないとした。 パラオとマーシャル諸島の両大統領府、ツバル政府からは今のところコメントを得られていない。 2017年と19年に蔡英文・台湾総統(当時)が太平洋の国交樹立国を訪問する際にハワイに立ち寄ったことがある。