窮地の山口拳矢、“赤パン”死守に猛反撃ののろし「狙いつつも気負いすぎないように」/防府競輪G3
防府競輪「万博協賛 周防国府杯争奪戦(G3)」は4日、最終日を開催。10レースの特秀に出走した山口拳矢(28歳・岐阜=117期)に話を聞いた。 10レースはS級S班の山口拳矢が捲りを決め、今節2勝目でシリーズを締めた。準決勝は単騎でカマす形になって6着に終わったが、確実に前回までとは違う動きになっている。 「準決勝もタイムは悪くなったので。本当はあれでも3着までに残らないとダメなんですけどね。気持ち的にもしっかり切り替えられたかな。感触的には、ここ最近ではなかったくらい、いい。フォームやペダリングを見直してきて良くなっている。これまでは踏みすぎている部分があったけど、力の入れるところと抜くところのメリハリが出来てきているかな。準決勝も最終日も仕掛けての結果ですし、気持ち的にも前を向いたかなと思う」 次走は今年最後のG1・競輪祭だ。 「日にちも空くので、いろいろと試して一番いい状態で向かえたら。来年SSになるためには優勝しかない。狙いつつも気負いすぎないように。頑張ります」 遅ればせながら猛反撃ののろしを上げた。約2週間、さらに状態を上向かせて最後の戦いに挑む構えだ。(netkeirin特派員)