【クチコミ実態調査】半数が「レビュー件数の多さが購買に影響」「評価高い商品選ぶ」、否定的なレビューで6割超が購入をためらう
Web上のクチコミや評価に対する考えについても聞いた。「インターネット上のクチコミや評価が高い商品を選ぶ」に「当てはまる」に該当する回答は70.1%に上った。
年齢層別では、「当てはまる」と回答した人の割合は、十代後半から20歳代では約9割にのぼり、年齢層が高くなるほど「当てはまる」と回答した人の割合は低くなった。ただ、70歳以上を除く全ての年齢層で過半数が「当てはまる」と回答しており、全体で見てもWeb上のクチコミ情報の影響は大きいことが分かった。 レビュー件数が与える印象や影響についても調査。商品検討の際にレビュー件数が多い商品を選ぶかどうかについて聞いたところ、「当てはまる」は50.6%。特に、10歳代後半、20歳代30歳代の各年齢層ではそれぞれ6割以上と、若い年代ほどレビュー件数の重要視していることがわかった。 ■ 3割が「クチコミ>公式情報・知名度・受賞歴」
公式情報とクチコミ情報のいずれを重視するかも聞いた。「メーカーや販売者による商品説明よりも、クチコミの評判を重視する」に、36.5%が「当てはまる」に該当する回答をした。
また「ブランドの知名度や受賞歴よりも、クチコミの評判を重視する」についても35.7%が当てはまると回答。いずれも、「当てはまる」と回答した人の割合は10歳代後半が最も高く5割を超えている。
10歳代後半から40歳代までの各年齢層で、それぞれ4割を超える人が「メーカーや販売者による商品説明」や「ブランドの知名度や受賞歴」よりも「クチコミの評判を重視する」と回答した。公式情報や社会的評価よりもクチコミをより重視する人も一定割合存在することがわかった。 ■ 否定的なクチコミ情報で6割強が購入ためらう
否定的なクチコミ情報が及ぼす影響についても調べた。おおむね高評価でも否定的な口コミ情報で購入をためらうことがある人は63.9%に上った。
一方、「評価の点数が低くても、好意的なクチコミを見て購入を決めることがある」に「当てはまる」と回答したのは23.7%にとどまった。