次期衆院選「立・国の基本政策合意を」 国民民主・玉木代表と連合・芳野会長らが懇談
国民民主党と連合は17日、幹部間の定例の懇談を国会内で開き、次期衆院選の対応などについて協議した。連合が支援する立憲民主、国民民主両党が衆院選で連携を図る方向性を確認し、協力の前提として、憲法や安全保障をはじめとする基本政策の協議が必要だとの認識を共有した。 懇談後、国民民主の玉木雄一郎代表は記者団に「国の根幹に関わる基本政策について一致をみることが必要だ」と説明し、「立民の泉健太代表とよくコミュニケーションをしていきたい」と述べた。連合の芳野友子会長も両党間の話し合いの進展に期待を示した。 一方で、立民は憲法や安保政策を巡る党内不一致を抱えており、白黒をはっきりさせようとすれば分裂含みの局面を招く可能性もある。連合は7月、立民との間でも同様の懇談を開き、基本政策合意の必要性について働きかけを行う。 17日の懇談では、今年の春闘の成果や、持続的な賃上げ実現のための取り組みについても意見交換した。玉木氏によると、20日に告示される東京都知事選に関しては話題に上らなかったという。(深津響)