石川遼 逆転タイトルへ24位と出遅れ…グリーンに苦戦73も「ここから追い上げていけばいい」
◇男子ゴルフツアー日本シリーズJTカップ第1日(2024年11月28日 東京都 東京よみうりCC(7002ヤード、パー70)) 逆転賞金王を狙う石川は73を叩き24位と出遅れた。2番パー3の逸機が響いた。ティーショットを1.2メートルにつけて観客を沸かせたが、バーディーパットはカップの横を通過。「決めたいパットだった。そこからもミスがあったし、長い一日かけて戻そうと思ったけど、なかなか戻せなかった」と悔やんだ。 前日、新たに作製したものや米国から取り寄せたものも含め4本のパターを試し高速グリーン攻略のため準備した。しかし合計34パットとグリーン上で苦戦。4番で1メートルのパーパットを外し、6番パー5では巧みなアプローチで築いた1.5メートルの好機を逃した。 史上最多6人が賞金王の可能性を残す最終戦。賞金ランク6位の石川が09年以来15年ぶり2度目の王座に就くには優勝が必須。その上で同1位の平田が2位タイ以下の条件がつく。まずは8打差をひっくり返す必要がある。「こういうこともある。仕方ないし、ここから自分がしっかり追い上げていけばいいだけだと思う」。石川は必死に切り替えた。