「海外からオファーも」アビスパ福岡・紺野和也がチーム残留を決めた舞台裏「移籍したのとほぼ同じような感じかな」
複数のクラブからオファー「そうですね笑」
セイカ)2023年はルヴァン・カップで優勝し、アビスパに初めての「星」をもたらしてくださいました。紺野選手はルヴァン・カップ決勝戦で2アシスト、大活躍でしたよね。その決勝戦、チームとしてどんな雰囲気だったんでしょうか。 紺野選手)満員の国立競技場はテンション上がりましたね!アビスパのサポーターがたくさん来てくれていて、アビスパの選手はみんな緊張よりも楽しんでいたと思いますね。選手同士の事前の会話で、「きっと国立は(浦和レッズサポで)真っ赤でしょ。どアウェイじゃない?」って笑。でも当日はものすごくたくさんのアビスパサポーターが来てくれて、本当に嬉しかったですね。そしてとにかく応援の迫力がすごかったじゃないですか。しっかり選手に届いていましたね。 セイカ)2024シーズン、チームとして、紺野選手として、いかがだったでしょうか。 紺野選手)主力選手の入れ替えがあり、難しいシーズンだったと思います。チームとして勝てない時期が続いたりもしました。ただ、シーズン中にうまくいかない時期ってあると思うので、練習をしっかりしていれば大丈夫だろうってみんな思っていたと思います。チームの雰囲気は悪くなかったですし、頑張ろう、という感じでしたね。 セイカ)紺野選手個人としては、どのような意識で臨まれたシーズンだったのでしょうか? 紺野選手)シゲさん(長谷部監督)も、自分の攻撃のことは考えてくれていましたし、攻撃の中心という自覚はありましたね。後ろ(DF陣)が0点に抑えてくれている中で点が獲れないという試合は責任を感じていました。 セイカ)2025シーズンもアビスパで戦うことをご決断されました。実際のところ、複数のクラブからオファーがあったんじゃないですか? 紺野選手)まぁまぁ、そうですね笑。ありましたね。 セイカ)海外クラブからもオファーがあったそうですね。 紺野選手)そうですね。5大リーグではないですけれども、海外クラブからのオファーもありました。今年28歳になるんですが、そこから海外のクラブにいって、さらにヨーロッパの主要クラブにステップアップして、というのを考えたときに、ちょっと難しいんじゃないかな、と。迷ったんですが、国内でプレーしようと決めました。 セイカ)そのような中で、国内でもいろいろなクラブからオファーがあったんじゃないですか?その中でアビスパに残ろうと決断された決め手は何だったんでしょうか? 紺野選手)やっぱり・・・柳田さん(強化部長)ですね笑! 新監督になるということで、その新チームでも中心選手としてプレーしてほしいという話をしていただきましたね。 セイカ)監督が代わると、チーム自体ががらっと変わるイメージがあります。監督が誰かというのは、紺野選手としては所属チームを検討する上で重要な要素になりますか? 紺野選手)そこ(監督)は、検討要素として大きいですね。監督によってスタイルが全然違うので。金監督は、ボールをつないで攻撃的なサッカーをするようなイメージがあるので、自分のプレースタイルと合うんじゃないかな、と。もちろん、正直やってみないとわからないところはありますが。監督が代わるというのはチームを移籍したのとほぼ同じような感じかな、と思うので、アビスパ以外への移籍も検討しましたが、結論として福岡でプレーするのがベストだと思い、来シーズンもアビスパでプレーすることを決めました。 セイカ)2025シーズンの目標をお聞かせいただけますでしょうか。 紺野選手)個人の目標としては、金監督に「10点獲ってほしい」と言われたのでそこを目指したいですね。たまたまクラブハウスに行ったときにお会いして。そこで監督から「2桁いけるっしょ」「2桁とってほしい」と言われたので、頑張りたいですね。チャンスの回数も増えていくと思うので、あとはそこで自分が決め切れるかだと思います。少なくとも2024シーズンは越えたいですね。 ▼「3クラブからオファー」FC東京を選んだ理由は?【インタビュー前編】▼