躍動、ひみ獅子舞 熊無青年団実演会
ひみ獅子舞振興会の実演会は15日、氷見市のひみ獅子舞ミュージアムで開かれ、熊無(くまなし)青年団員とOBら約40人が能登半島地震からの早期復興への思いを胸に、躍動感あふれる演舞を繰り広げた。 団員らは観客約130人を前に6演目で、「イヤサー」の力強い掛け声に合わせて勇壮に舞った。 県境にある熊無の人口は95世帯で、地震により市全域で発生した大規模断水では市内最後となる約3週間後の復旧だった。北向進自治会長は「少子高齢化など課題は山積みだが、伝統を絶やしてはいけない」とあいさつした。団員らは実演後、地元の秋祭りで獅子舞を披露した。地震が発生した元日から青年団長を務める畑尻泰輔さんは「今年の獅子舞がどうなるか心配したが、何とかできて良かった」と振り返った。 実演会はコロナ禍で2019年9月を最後に休止となり、今年5月に再開した。